「新かながわ」2025年6月8日(第2770)号

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「消費税は減税、廃止できる」あなたとわたしのトークライブ|小池、あさかさんが訴え

 日本共産党の小池晃書記局長、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補による「あなたとわたしのトークライブ」が5月24日、横浜市内で行われました。
 党県委員会が主催したもの。会場には70人が参加し、オンラインでサテライト会場とつなぎ計100人が訴えに耳を傾けました。

〝悔しい〟〝受け入れられない〟と遺族 横浜地裁横須賀支部 米兵に執行猶予判決|横須賀での青年交通死亡事故

 横須賀市で昨年9月、乗用車で右折禁止の交差点を右折し、オートバイと衝突して男性を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われた米海軍横須賀基地の米兵、ヤノス・ジェイデン・エドウィン被告(22)に対し、横浜地裁横須賀支部の片多康裁判官は5月27日、禁錮1年6月、執行猶予4年(求刑・禁錮1年6月)の有罪判決を言い渡しました。

【創刊60周年新かながわあれこれの窓・13】女性たちの行動を丁寧に報道

 私が新婦人県本部の専従をした30年間ほどとその後も「新かながわ」は女性たちの行動を丁寧に報道して下さっています。その中には次への転機となったり、忘れられない行動がいくつもあります。

「核実験 世界で2063回も」ノーベル平和賞受賞記念 安田和也さん講演会|根岸線沿線九条の会連絡会

 根岸線沿線九条の会連絡会は5月17日、横浜市内で、ノーベル平和賞受賞記念として、都立第五福竜丸展示館学芸員の安田和也さんの講演会を開き、100人が参加しました。
 はじめに、コーラスグループ「ひこう船」14人による「かあさんの背中」ほか5曲の美しい合唱が会場に響き渡りました。
 日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の和田征子さんが、「原爆投下からノーベル平和賞まで」について講演しました。

人としての尊厳守るためたたかった人々の記録

【書評】「『帰れ』ではなく『ともに』川崎『祖国へ帰れは差別』裁判とわたしたち」 著者 石橋学、板垣竜太、神原元、崔江以子、師岡康子

 2024年10月、在日コリアン女性に対し、「祖国へ帰れ」などのネットへの投稿が、ヘイトスピーチにあたるとして、投稿者に損害賠償を命じる判決がありました。
 「被告の用いた『祖国へ帰れ』、すなわち朝鮮半島へ帰れとの表現は、原告が日本の地域社会の一員として過ごしてきたこれまでの人生や原告の存在自体をも否定するものであって、当該表現が原告の名誉感情、生活の平穏及び個人の尊厳を害した程度は著しく、これらの人格権侵害による原告の精神的苦痛は非常に大きい」(弁護団声明より)
 この判断に対して投稿者である被告から控訴はなく、判決は確定しました。
 本書はこの裁判を軸に、在日コリアンへの差別の実態と、その差別に屈せずに人としての尊厳を守るためにたたかった人々の記録です。