「新かながわ」2025年6月1日(第2769)号

「雇用と地域経済守れ」神奈川労連など労働局と県に緊急要請|日産の人員削減・工場閉鎖

 日産自動車(本社・横浜市)が2万人の人員削減と国内外の7工場の閉鎖を発表した問題で、神奈川労連、横浜港湾労協、神商連、県国民大運動実行委員会は5月22日、神奈川労働局と県に、雇用と地域経済に影響を生じさせないことなどを緊急要請しました。

トマホークを横須賀に配備するな「アクション」が署名活動を開始

 横須賀市で5月17日、先制攻撃用の巡航ミサイル「トマホーク」を海上自衛隊横須賀基地(同市)に配備しないよう求める署名活動がスタートしました。
 取り組んでいるのは、「トマホークアクション2025」。横須賀市民九条の会、非核市民宣言運動・ヨコスカ、よこすか・みうら市民連合、横須賀平和委員会、原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会、原子力空母母港化を考える市民の会が呼びかけ団体です。

【創刊60周年新かながわあれこれの窓・12】たたかい励ます地方政治紙 さらなる発展へ尽力したい

 学生時代、米軍相模総合補給廠(しょう)の「西門」近く、家賃2万円台の風呂なしアパートに住んだことが、私と神奈川との馴れ初めでした。JR相模原駅の北側に広がる基地のフェンスと、朝夕に上空を飛んでくる軍用機の爆音に、人生で初めて米軍基地を身近に感じました。1972年、私が生まれた年に神奈川では戦車阻止闘争がたたかわれ、住んでいた相模原もその舞台の一つとなりました。故中里龍夫さんをはじめ、地域の先輩活動家から当時の生々しい話を聞き、神奈川の基地闘争の熱に触れました。

平和と高齢者の人権を守るため、つながり語ろう|第17回輝け!高齢期かながわのつどいin鶴見

 〝平和と高齢者の人権を守るため、つながり語ろう〟をスローガンに5月9日、第17回を迎えた高齢期のつどいが、横浜市鶴見区の鶴見公会堂で開催されました。
 主催は実行委員会。つどいは、日本高齢者大会の地方版として都道府県単位で開催。神奈川では、2004年11月8日に第1回を開催し、以降、コロナまん延により中断しましたが、原則、毎年、県内で開催しています。

被害者弁護団が国と米軍に支払いを要請|逗子・米兵連続傷害事件 賠償判決確定

 逗子市の逗子海岸近くの路上で発生した米兵による連続傷害事件の横浜地裁判決が確定したことを受け、被害者と被害者代理人の呉東正彦、中村晋輔両弁護士は5月23日、米軍と国に対し、賠償金の支払いを要請しました。
 事件で顔面・両手骨折などの重傷を負った女性ら被害者4人が、米兵に損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁は4月25日、米兵に計約1600万円の賠償を命じました。原告側、被告側の双方が控訴しなかったため、判決は5月15日に確定しました。

強く大きな革新懇へ 運動や世代継承の取り組み強化|神奈川革新懇が活動交流会

 神奈川革新懇は4月26日、藤沢市内で、「春の活動交流会」を開き、35人が参加しました。
 交流会は、新しい政治プロセスを示す運動を交流し、運動を担う革新懇そのものを強く大きくしていくこと、そして世代継承の展望を開くことを目的に行われました。