「新かながわ」2016年10月16日(第2377)号

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県立川崎図書館問題「県民に開かれた図書館を川崎に残したい!」

 共産党の君嶋ちか子県議が9月16日、県立川崎図書館の存続を訴え、本会議で一般質問しました。同館をめぐる問題と寄稿してもらいました。

 私は、神奈川県議会本会議で県立図書館の存続などを訴えました。
 横浜紅葉坂の県立図書館は「人文と社会」、県立川崎図書館は「科学と産業」を主な特色とし、県立二館体制で、市町村図書館のネットワークの要としても大きな役割を果たしてきました。
 ところが今、二つの県立図書館の役割を否定するかのような動きが続いています。紅葉坂の県立図書館はPFI方式の導入、県立川崎図書館は、企業支援に特化し蔵書の分散を余儀なくさせる移転が提案されているからです。

残念 受賞逃がす

 10月7日に発表された今年のノーベル平和賞で、日本原水爆被害者団体(日本被団協)や憲法9条関連も候補になっていましたが、受賞は逃しました。受賞は、コロンビアのサントス大統領でした。相模原市内では、約72万筆の署名を集めた「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会のメンバーや推薦人となった国会議員が集まりました。ノーベル平和賞候補になったのは3年連続3度目。昨年を約100人上回る181人が推薦人に名前をつらね、国会議員の推薦人は12人増え73人になりました。

まち研@三浦半島が学習会
再生可能エネルギーなどテーマに

 第二回まち研@三浦半島が10月10日、横須賀市内で開かれ、36人が参加しました。産業技術総合研究所の歌川学博士が、「持続可能な社会形成に向かう世界の流れ」と題して講演しました。EUでは、再生可能エネルギー100%を目標に持つ自治体が増え、ドイツでは人口の3割にも達し、100万を超える大都市でも目標にしているといいます。

労働相談ホットライン
神奈川労連との出会いから

「ダメもとだ。電話してみよう」
この解雇は納得できない
中華街で声を上げた女性の闘い

 突然に言い渡された3カ月間の休職命令。休職期間が満了した3カ月後に解雇されるのは明らかだった。女性(Nさん)が勤めていたのは横浜市中区・中華街の有名会社。職場には労働組合もない、相談できる人もいない。Nさんは途方にくれた。10年間勤めてきたが、たくさんの労働者が会社の理不尽なやり口で辞めさせられた。我慢できない、悔しい、の思いが「神奈川労連労働相談センター」に繋がった。