「新かながわ」2016年10月23日(第2378)号
違憲訴訟からマイナンバーを考える
「マイナンバー制度は憲法13条が保障するプライバシー権を侵害する」と、神奈川県内の原告220人が国に運用の差し止めを求めた「マイナンバー違憲訴訟」。10月13日、横浜地裁(石橋俊一裁判長)での第2回口頭弁論で、原告側が訴えた同制度の問題点は―。
津久井やまゆり園殺傷事件を考える
拙速な提案に違和感 これからが課題に
相模原市緑区の県立知的障がい者施設「津久井やまゆり園」(運営は指定管理者)での殺傷事件を踏まえ、障がい者差別や偏見をなくそうとの理念を掲げた「ともに生きる社会かながわ憲章」が10月14日、県議会本会議で全会一致で可決された。
可決された憲章は、「一、私たちは、あたたかいこころをもって、すべての人のいのちを大切にします
一、私たちは、だれもがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します
一、私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します
一、私たちは、この憲章の実現にむけて、県民総ぐるみでとりくみます」という内容。
憲章が可決された14日午後1時過ぎの本会議場の傍聴人は10人ほどで、県民の熱い視線は感じられなかった。「憲章」制定には、異論をはさむものはいないものの、あまりにも拙劣な提案の仕方に戸惑いがあったのではないか。
神奈川労働局に要請
ノキア「黒字リストラ」雇用対策本部設置を
通信インフラ設備の製造・開発などを行う「ノキアソリューションズ&ネットワーク」が黒字であっても首切りを行う、いわゆる「黒字リストラ」を進めています。労働者からの相談を受け、電機・情報ユニオン神奈川支部と神奈川県労働組合総連合は、労働者の雇用を守る活動に力を尽くしています。