「人間らしく文化的に生きられる社会に」羽生田学・相模原市議(日本共産党青年議員紹介)
「すべての人が人間らしく文化的に生きられる社会にしたい」―。昨年のいっせい地方選挙で初当選した日本共産党の羽生田学・相模原市議(36)のモットーです。
初めての一般質問(昨年8月)では、ブラック企業対策として、働く人が気軽に相談できる窓口の設置などを市に求めました。病気で職を失った女性が生活相談に訪れた際には、生活保護申請などに奔走しました。
大阪府生まれ。滋賀県で両親に愛情をいっぱい注がれ2人の弟妹と育ちました。工業高校卒業後、発電機をつくる会社に就職しました。お金を貯めて、漫画家をめざして上京。スーパーの鮮魚売り場でアルバイトをしながら漫画を自費出版するなど、充実した日々を送りました。
共産党に入ったのは21歳のときです。日本民主青年同盟の活動に取り組む中で、尊敬する先輩に誘われて入党。科学的社会主義を学び、確信を深めました。相模原市では、若者の雇用や平和を守る活動の先頭に立ちました。
14年には、民青の活動の中で出会った女性と結婚。そのころ、党北部地区委員会から、「日本共産党の市議候補になってほしい」と要請されます。妻や仲間に励まされて市議選への挑戦を決意しました。
一緒に活動してきた民青同盟の中村圭さん(35)は「羽生田さんは安い給料で働く若者の切実な声を議会に届けています。若者の気持ちが分かる人です」と評します。
羽生田市議に今後の抱負を聞くと、「市民の困難や悩み、要望を解決できるようにもっと勉強したい」淡々とした語り口に信念を感じさせます。