「困っている人を最優先に」片柳進 川崎市議(日本共産党青年議員紹介)

2319-1 いっせい地方選挙で初当選した日本共産党の片柳進川崎市議(38)。市議会本会議での初質問で、川崎区の簡易宿泊所で起きた火災をめぐり、転居を希望する宿泊者が安心してアパート生活を始められるために生活支援員を手厚く配置することなどを求めました。

 さらに、来年度以降も転居希望者を支援する事業を継続することを要望。「関係局と協議する」という答弁を市健康福祉局長から引き出しました。

 横浜市生まれ。高校3年生のとき、日本民主青年同盟の先輩に誘われ、阪神・淡路大震災(1995年1月)のボランティア活動に参加。低所得者の多い地域で、古い木造家屋が倒壊し、多くの命が失われた実態を目の当たりにします。

 その後、明治学院大学(社会福祉学科)に進学。被災地では多くの市民が仮設住宅で生活しているのに、事業費1兆円規模の神戸空港建設が進んでいることを知り、「大企業のための政治をやめさせ、困っている人が最優先される世の中にしたい」と入党しました。

 大学時代は、民青同盟の仲間と「学ぶことと生きること」をテーマに学問講座を開き、その実行委員長を務めるなど、若者のリーダー的存在です。

 大学の後輩からは「行動力に溢れた人」「人のために何でも行動できる方」と慕われています。

 3歳と1歳の息子をもつ父親です。川崎区の公園で、「子育てアンケート」を集めました。

 「『認可保育園に入れるか不安』『子どもの医療費は中学校卒業まで無料に』などアンケートに寄せられた声を市議会に届け、実現のために力を尽くしたい」。挑戦が続きます。

写真=火災が起きた簡易宿泊所を視察する片柳市議=5月21日、川崎市

新かながわ 2015年7月12日(第2319)号