「新かながわ」2025年4月27日・5月4日(第2765)号

「消費税減税を勝ち取りたい」共産党・あさかさん 民青・さかたさん トークセッション
暮らし、命、人権を大事にする政治へ
日本共産党の、あさか由香参院神奈川選挙区候補と、さかたなな日本民主青年同盟県副委員長によるトークセッションが4月12日、相模原市内で行われました。
党北部地区委員会が主催したもの。会場いっぱいの参加者は、2人の話に聞き入りました。
新かながわ創刊60周年にあたって、読者と「運動団体」のみなさんの長く力強い励ましに心から感謝します
新かながわは、1965年5月2日に日本共産党神奈川県委員会によって、「党の政策を地域の条件に応じて具体化し、これを広範な住民のなかに広めて党と地域住民との結合を強める」ことを目的に創刊された地方政治新聞です。今年、創刊60周年を迎えます。
この創刊は、1949年5月から朝鮮戦争の開始の間に発行され、平和と独立、生活と権利のために力強い論陣を張り、マッカーサーの弾圧で廃刊となった党県委員会の機関紙「新神奈川」の役割を引き継いだものでした。
【創刊60周年新かながわあれこれの窓・8】学習と労働運動実践の記録としてありがたい
私にとって「新かながわ」は、自らの学習と労働運動実践の記録としてありがたい新聞です。
神奈川労連結成後の1990年4月29日には「第61回メーデーにあたって」の呼びかけを載せていただきました。その内容は「8時間労働制」を求めて立ち上がったアメリカの労働者のストライキを起源に、1889年にパリで開催された「第二インターナショナル」(国際労働者協会)で「国際統一行動」として、5月1日を「メーデー」開催日に決議して世界中で毎年続けてきたことの紹介でした。
神奈川の負けない人達|「闘わなければ何も変わらない」無期転換を機にユニオン加入
ある郵政ユニオン組合員の決意
日本郵政グループ各社では16万3000人(2023年度末)の非正規社員が働いています。有期雇用社員は6カ月毎に契約更新で低賃金の労働環境の中で働いています。正規社員との格差も深刻です。劣悪な労働条件の改善を要求し闘っている郵政産業労働者ユニオン神奈川支部(郵政ユニオン)の闘いを紹介します。
高校生の娘の時給より低い私の時給
Aさんは、郵便局で非正規社員として働き始めて10年以上が経ちます。職場では切手、はがきなどの販売、郵便物や荷物の引受けをはじめ郵便窓口の業務に従事しています。
窓口の社員は約40人、正規社員20人、非正規社員20人です。非正規社員の7割は中高年女性です。
戦争させない横浜市民ネットワークがシンポジウム「アメリカ、アジア、ヨーロッパのこれから =いま世界を読み解く」開催
神奈川1区、2区、3区、4区、6区の市民の会などが構成する戦争させない横浜市民ネットワークが4月12日、横浜市内で、シンポジウム「アメリカ、アジア、ヨーロッパのこれから~いま世界を読み解く」を開き、110人が参加しました。
3人のシンポジストが講演しました。
【メーデーと私】
一人でも多くの人が元気になれるよう
私が働いているピヨピヨ保育園は50年近く無認可で保育をしてきました。
障がい児保育や産休明け保育など行政への働き掛けを続け誰もが安心して保育を受けられる環境を作ってきました。
やっと2011年に認可が取れ、理事から今後も安定した保育を続けるために組合を作ったらどうかという話がありました。埼玉のS保育園で働いていた職員が福祉保育労を教えてくれ、認可の年に加入することになりました。
「自分ごと」と感じてもらえる言葉で
亡き義父が撮影した8ミリフィルムデータに、60年前のメーデーの様子が残されていました。大勢の若者たちがおしゃれをして肩を組み、楽しそうに勢いよく行進していて、今のメーデーとの違いに驚かされました。
現在は悲しいことに、5月1日はメーデー、労働者の祭典ということを知らない人も多いのではないでしょうか。
地域の人たちと育む医療と介護目指す
私が今の職場に就職して最初にメーデーへ参加したのは、たぶん25年前。その時はまだ鶴見メーデーが開催されていて、職場の近隣地域をシュプレヒコールしてのデモ行進は、地域の患者さんとも密接なアピール行動でした。
病院を休診日にして、経営者と職員がみんなでこぞって練り歩いたこと、公園でお弁当を食べたことをうっすら覚えています。
古代人のDNA分析による日本人のきた道を解明
【博物館を10倍楽しむ方法】国立科学館特別展古代DNA― 日本人のきた道 ―
古代人の骨や歯に残された核ゲノムのDNA分析で、系統関係や家族関係まで明らかにされた最新の研究により、日本人のきた道を展示・解説しています。とはいえ、従来の解剖学的・考古学的研究の成果も紹介しています。
第1章最初の日本人では、日本の最南端、八重山諸島の石垣島の白保竿根田原洞穴(しろほさおねたばるどうけつ)遺跡から発見された25人の1人、2・7万年前の4号人骨が展示されています。男性で、身長は160~165センチもあります。歯は上顎歯が異常にすり減っているのが特徴です。
悲劇繰り返さないため学び、問い続けよう
【書評】「続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実」 著者 吉田裕
2017年に発刊され、「戦場の死」のリアルな解明が大きな話題を呼んだ『日本軍兵士』(本連載の第1回で紹介)から7年。待望の続編の紹介です。
前作は310万人と言われる「日本軍兵士の死」の実態解明がメインテーマでしたが、続編である本作は、その「死」を生み出した構造がいかにつくられたのかの解明に力が入れられています。
暴走する“若さ”や“美しさ”への執着
シネマ散歩『サブスタンス』(監督・脚本:コラリー・ファルジャ)
〝若さ〟や〝美しさ〟は女性の価値を測る物差しとして女性たちを縛り付けてきた。監督のコラリー・ファルジャは自身の経験から、こうした価値観に疑問をもち、そこから解放されたいという思いが本作をつくるきっかけとなったという。そしてその思いに応えるべくデミ・ムーアと、マーガレット・クアリーという歳の差32歳の女優ふたりが、文字通り体当たりの演技で挑んでいる。