「新かながわ」2025年4月20日(第2764)号

横須賀・米海軍人が起こした交通事故 防衛省は報告が遅れた理由答えず
平和団体から怒りの声上がる
横須賀市内で起きた米海軍軍人による交通事故の報告が遅れた問題で、防衛省がその理由について「お答えは差し控える」と答えたことが分かりました。安保廃棄神奈川県統一促進会議の申し入れに回答したもの。平和団体からは、「言語道断だ」と怒りの声があがっています。
こどもの「いま」をいっしょに考える 川崎市で学習交流会
私たちに何ができるのか
川崎市川崎区のカルッツかわさきで4月5日、学習交流会「こどもの『いま』をいっしょに考える」が開かれました。
「子どもの居場所をつくろう」という取り組みの一環として、実行委員会が主催したものです。
元小・中学校教員の市古博一さんが、「憲法と子どもの権利~私たちに何ができるか~」と題して講演しました。
「南武線ワンマン運転中止を」市民連絡会議 川崎市で署名スタート
南武線のワンマン運転の中止を求める川崎市民連絡会議は4月5日、川崎市内で署名スタート集会を開きました。50人が参加し、会場は中止を求める熱気に満ちました。
署名は、同連絡会議と構成4団体が連名でJR東日本社長に要請。「利用者も多く人身事故も多い路線でのワンマン運転は危険」などの声が寄せられているとして、ワンマン運転の中止を求めています。
「韓国国民が戒厳令止めた」市民団体の講演会で赤旗記者が現地の闘いを生々しく伝える
横浜市中区の開港記念会館会議室で4月5日、講演会「韓国はどうなっているのか、戒厳令を止めた国民の闘いと今を考える」が開かれました。
主催は県平和委員会、日本コリア協会神奈川支部、日中友好協会県連、神奈川革新懇の4団体です。
「しんぶん赤旗」記者の栗原千鶴さんが記念講演。「12月3日夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が突如『戒厳令』を出したことに国民や国会議員が直ちに立ち上がり6時間で解除させました」「4月4日、憲法裁判所は弾劾審判で『非常戒厳宣言は国民の信任を裏切り、憲法守護の観点から容認できない重大な違法行為』として、ユン大統領の罷免を全会一致で決定しました」と報告しました。
【創刊60周年新かながわあれこれの窓・7】神奈川労連の三役を「七人の侍」と紹介
創刊60周年の記念に「新かながわと私」をテーマに原稿依頼を受けて、自宅に積み上げてある新聞の中から私が登場させていただいた記事を集めてみました。
1989年10月、「神奈川労連結成準備会」の事務局長になったとき、「人」欄で紹介され、90年1月13日、結成大会後には、神奈川労連三役を「七人の侍」として「個性豊かな知性集団」と紹介していただきました。
神奈川生存権裁判(いのちのとりで裁判) 高裁での勝利へ今後も支援を
神奈川県内の生活保護利用者が国と自治体を訴えた「神奈川生存権裁判」(いのちのとりで裁判)が、東京高裁でたたかわれています。裁判の状況について、同裁判を支援する会共同代表で県生活と健康を守る会会長に寄稿してもらいました。
国は2013年から15年にかけて、デフレによる物価下落を理由に、生活保護の生活扶助費平均6・5%、最大10%の大幅な引き下げを強行しました。
沖縄「うるま・辺野古連帯行動」に参加して
安保破棄中央実行委員会と全国革新懇の共催で行われた「うるま・辺野古連帯行動」(4月4日~6日)に参加しました。
行動は日米同盟によって「アジア太平洋地域」から「インド太平洋を超える」地域に軍事分担が押し付けられている状況の中で、その実態と闘いを全国に知らせ、来年の名護市長選、沖縄県知事選に勝利する支援の強化を図ることが目的です。神奈川からは、安保廃棄県統一促進会議事務局長をはじめ4人が参加しました。
【リレートーク】仲間と平等を追い求め続けて10(元神奈川県職労連女性部長)
女性の権利を国際基準に
女性差別撤廃条約選択議定書(以下、選択議定書)って何のこと? まったく気にも留めていなかった。
2021年3月、浅倉むつ子さん(女性差別撤廃条約実現アクション共同代表)から「女性労働とジェンダー平等」について話を聞いて衝撃を受けた。
そうか、女性差別撤廃条約(以下、条約)を日本が批准しただけでは、選択議定書を批准しないと実質的なジェンダー平等は進まないのだと気づかされた。
パディントン、故郷ペルーで大冒険
シネマ散歩「パディントン 消えた黄金郷の秘密」(監督:ドゥーガル・ウィルソン)
1958年にイギリスの作家マイケル・ボンドによって書かれた児童小説「A Bear Called Paddington」はシリーズ化され、日本でも「くまのパディントン」としてシリーズで翻訳版が出版されている。さらにアニメーションや絵本、キャラクター商品などにも使用され長く親しまれてきた。