「新かながわ」2021年4月4日(第2582)号

「水害のない安心して暮らせる街へ」台風19号多摩川水害 住民が提訴

 浸水被害が広がったのは排水樋管(ひかん)ゲートを川崎市が閉めることを怠ったことが原因だ―。2019年10月の台風19号で多摩川の水が逆流し、川崎市中原、高津両区で浸水被害が広がった問題をめぐって、被害住民67人と5法人が3月9日、市に損害賠償を求めて横浜地裁川崎支部に提訴しました。水害がなく安心して暮らせる街にするため、「謝れ、償え、なくせ」のスローガンのもとでたたかいます。

「コロナ封じ大規模検査を」党川崎市議団 緊急要望書提出

 日本共産党川崎市議団は3月25日、「コロナ封じ込めのための大規模検査とワクチン接種に関する緊急要望書」(第10次)を市に提出しました。宗田裕之市議団長はじめ11人の議員が、高橋実危機管理監に要望書を手渡しました。

「75歳以上の医療費2割化反対」保険医協会、年金者組合など横浜で宣伝

 3月25日、横浜市中区の伊勢佐木町商店街で、「75歳以上の医療費2割化反対実行委員会」が宣伝行動を実施しました。保険医協会、年金者組合などから20人が参加しました。

神奈川県議会、新年度県予算案が可決「大規模開発は中止すべきだ、防災や医療の施策を拡充せよ」共産党 石田議員が反対討論

 神奈川県議会は3月25日、21年度一般会計予算案など59議案を可決しました。自民党、立憲民主党・民権クラブ、公明党などは全議案に賛成。日本共産党は、17議案に反対しました。採決に先立ち、共産党の石田和子議員が討論を行い、反対する理由を述べました。新年度予算案については、コロナ対策や児童虐待対策支援、学校の耐震改修、災害、水害対策を進める予算が計上されたことは評価しつつ、問題と考える予算について明らかにしました。

神奈川県議会20年度県補正予算案が可決「オリ・パラ中止に向けた協議を」GIGAスクール構想、学び平板化、共産党 大山議員が反対討論

 神奈川県議会は3月23日、20年度県一般会計補正予算を自民党、立憲民主党・民権クラブ、公明党などの賛成で可決しました。日本共産党は反対しました。共産党の大山奈々子議員は反対討論で、同予算の二つの問題を指摘しました。一つは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関する予算が含まれていることです。もう一つは、GIGAスクール構想推進事業費が含まれていることです。

横浜市会、党市議団が予算組み替え動議「コロナ封じ込める大規模な検査を」

 横浜市の21年度予算案が3月23日、自民党、公明党の賛成多数で可決されました。日本共産党、立憲フォーラム、一人会派の5人は反対しました。反対討論に立った共産党の大貫憲夫議員は、市政に求められていることは、市民の命と暮らしを守ることであり、予算案で示された水道料金、介護保険料、国民健康保険料の値上げは真逆だと訴えました。

川崎党市議団、予算組み替え提案「特養減らした市の責任は重大」共産党 大庭副団長が代表討論

 第1回川崎市議会定例会で3月19日、日本共産党市議団は、議案81件のうち、26件に反対しました。採決に先立ち、大庭裕子副団長が代表討論に立ちました。大庭氏は、中原区の特別養護老人ホーム「こだなか」を廃止する条例改正について反対を表明。「入所者34人はコロナ禍のもとで転居を余儀なくされた。全員の転居調整ができたとのことだが、指定管理者制度から譲渡・民設化への変更に伴い、入所者や家族に大きな負担が生じたことは事実で、特養ホームを50床も減らす事態を招いた。市の責任は重大だ」と批判しました。

「さよなら原発」寒川町でウォーク

 寒川ピースネットは3月27日、寒川町の寒川中央公園で「さよなら原発ウォークinさむかわ」の集会を開き、25人が参加しました。