2015年11月1日(第2334)号
米原子力空母レーガン
相模湾上で火災事故(上)
10月18日、海上自衛隊による観艦式が相模湾で行われたその日に、相模湾にあらわれた米原子力空母ロナルド・レーガン(RR)で航空機の火災事故が発生した。間もなく消し止められたようだが、場所は原子炉区画のほぼ真上だ。火災事故は、安倍晋三首相が現職首相として初めて同空母に乗艦した約2時間前に起きた。
小田原革新懇が第12回バスツアー
世界一危険な浜岡原発を視察
小田原革新懇は10月18日、「一番近くにあって世界一危険」な浜岡原発を視察しました。参加希望者が多く、中型から大型のバスに変更するなどして、45人の多彩な顔触れのツアーになりました。初参加が18人。小田原の現職市議や前市議、さよなら原発小田原のメンバー、エネ経会議事務局長、近隣の革新懇の厚木、湯河原、箱根のメンバーも加わりました。
横浜・マンション傾斜
改ざん背景解明を
施工主の責任も明確に
三井不動産グループが販売した横浜市都筑区の大型マンションで建物に傾きが生じていることが10月14日、分かりました。
傾いたのは大型商業施設に隣接する最高12階建て、700戸超の大型マンション。全4棟で2007年に完成しました。
昨年11月に住民から連絡をうけた同社が、西棟南側の杭28本の地盤調査を実施。6本が固い地盤の「支持層」に届いておらず、2本が届いていたが深さが足りないことが分かりました。
元請の三井住友建設が施工記録を確認。杭を打ち込んだ際のデータの一部に偽造が判明し、問題のあった8本の杭を含む西棟の10本、中央棟の18本、南棟の10本の計38本のデータを転用、加筆したものでした。
戦争法「成立」後、最初の「9の日行動」
小田原駅前で廃止署名に人だかり
10月9日、小田原市の小田原駅前では133回目の9の日行動で、戦争法廃止の請願署名宣伝に取り組みました。
1時間弱で56人分の署名が寄せられました。高齢の婦人、ベビーカーを押す若い母親など女性の反応は早い。男子高校生が積極的で「ご苦労さん」の声に励まされる。「心配で心配で、国会行動に家族で参加した」と語る女性――これが圧倒的な声なのだと確信を持てました。
再び育鵬社版教科書採択で
子どもたちの教育が危ない
侵略戦争や植民地支配を美化し、子どもたちに改憲が必要と思わせる育鵬社の歴史、公民教科書が採択された横浜市で10月20日、「ふたたび育鵬社版教科書採択で子どもたちの教育が危ない 横浜市の教科書採択総括集会」が開かれました。
横浜教科書採択連絡会が主催したもの。会場のかながわ県民センターホールには、211人が集まりました。
同会の池田靖子さんが「横浜市では再び育鵬社版教科書が採択され、歴史の事実、憲法の基本的人権を学べない教科書が続けられることになった。4年後にはこのような教科書を採択させないようにしたい」とあいさつしました。