2015年5月24日(第2313)号

2313

箱根大湧谷
噴火警戒レベル2を考える(2)

温泉は火山の恵みのひとつ
怖れ警戒するときは警戒を

 神奈川県内唯一の活火山、箱根山(箱根町)で、噴火警戒レベルが初めて2(火口周辺規制)に引き上げられて、3週間がたちました。
 気象庁は①箱根山では、4月26日から大涌谷付近を震源とする火山性地震が増加しており、5月5日には箱根湯本で震度1を観測する地震が3回発生している②傾斜計では、地震活動に関連するとみられるわずかな変動が観測されている③大涌谷温泉施設で蒸気が勢いよく噴出していることから「大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がある」と指摘。6日午前6時に噴火警戒レベルを2に引き上げました。

公開シンポジウム
震災から安全・安心な社会づくりに向けて
ヨコハマ市民環境会議が開催

 ヨコハマ市民環境会議はこのほど、公開シンポジウム「震災から安全・安心な社会づくりに向けて」を関東学院大学KGU関内メディアセンターで開き、約100人の市民が集まりました。

生活扶助費減額やめて
144人分不服審査請求
県生活と健康守る会連合会など

 県生活と健康守る会連合会と生活保護受給者は13日、生活保護費の生活扶助費3回目の減額の取り消しを求めて、黒岩祐治知事に対し、144人分の不服審査請求をしました。
 生活扶助費は、13年8月から今年4月末までの3段階で最大10%、平均6・5%減額されました。さらに期末扶助の減額や消費税増税、物価上昇で受給者の暮らしは苦しくなっています。
 申請者の中には「風呂に入るのを減らした」「1日3食たべられない」などの声がだされました。
 この日の申請には33人が参加し、県の担当者に審査請求書を提出しました。

爆音なくせ! 「戦争立法」許さない!
 大和平和まつりに3000人

 第27回「かながわピースフェア 大和平和まつり」が5月17日、神奈川県大和市の大和駅プロムナードで開かれ、約3000人の市民でにぎわいました。
 主催は、実行委員会と「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」。米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)の米空母艦載機の飛行訓練による爆音被害をなくせと訴えました。模擬店が並び、基地包囲平和マラソンやピースウオークなど、多彩な催しが行われました。

名木を訪ねて「若葉が茂る巨木」
クスノキ(遍照院・厚木市)

 境内にどっしり構えた大きなクスノキ。初夏の陽を浴びた若葉は宝石のように光って見えます。樹齢は約800年ともいわれる木の高さは22メートル、幹は周囲が11メートルもある巨木です。
 古くからご神木として植えられ、人々に信仰されてきたクスノキは、厚木市妻田の遍照院にありました。
 長い風雪に耐え抜いてきたクスノキの幹の根元は空洞になっています。雪国のかまくらのようになった中には、赤い頭巾をかぶった小さな地蔵が祀られ、花が供えられています。
 萌葱色の若葉に目をやると、白黄色の小さな花が多く見えます。花は5ミリぐらいで、巨木とは不釣り合いの大きさです。1つの花枝には十数個の花がついています。

 

「困っている人を助けたい」フレッシュさん
日本共産党青年議員紹介
木佐木忠晶県議

 日本共産党の木佐木忠晶(ただまさ)県議(30)は、最年少の神奈川県議として活動をスタートしています。
 5月10日は、地元の鶴見区で、日本を「海外で戦争する国」にする「戦争立法」に反対してロングラン宣伝に取り組みました。
 7日は、米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)に出向き、共産党地方議員団や平和団体の人たちと要請行動。「米原子力空母艦載機の着陸訓練を中止せよ」と訴えました。
 山口県で共産党議員として生活相談に応じる母親の姿を見て育った木佐木県議。「子どものころから、困っている人を助けたい、人の役に立てる人間になりたいと考えました」と話します。
 神奈川大学では法学部自治行政学科を専攻。卒業後は、法律事務所に勤めました。