2015年5月17日(第2312)号
箱根大湧谷
噴火警戒レベル2を考える①
神奈川県箱根町で火山性地震が続いています。気象庁は5月6日、大涌谷付近(噴煙地)について、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)へ引き上げました。今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとしています。日本共産党の畑野君枝衆院議員、加藤なを子県議、山田和江町議は7日、現地を視察しました。
一年生議員 県議会を語る
県議会議員 大山奈々子
新かな読者のみなさん、ご無沙汰していました。全県の、そして、県外の皆さんの応援もあって私たち6人は県議会に送っていただくことができました。新人議員の目から県議会のこと、県議団のことをリポートしたいと思います。
報道用に団全員が県庁前で撮影した4月30日のことです。居合わせた県の職員さんお二人から「共産党?待ってました。期待していますよ」とお声を掛けていただきました。木佐木忠晶議員がメディアの取材を受けている様子を見て、今期最年少県議(30歳)だということを私は知りました。
黒岩祐治知事は、再選後の記者会見で「今回、一番大きな出来事というのはやはり共産党が0から6議席になったということです。(中略)ただ、今回、共産党が6議席取られたということは、これまでの議会運営とは変わらざるを得ないだろうなと思っております」と語っています。
平和行進が県内に今年こそ核廃絶を
“被爆70年 核兵器のない世界を”と訴えて歩く2015年国民平和行進・東京―広島コースは7日、東京都から神奈川県内に引き継がれました。同行進は、19日まで神奈川県内を歩き、湯河原町から静岡県に引き継がれます。7日午後3時過ぎ、六郷橋のたもとの公園で東京都の平和行進団と神奈川の一行が合流し、約400人が川崎市役所まで歩き、引き継ぎ式を行いました。県内の行進は、県原爆被災者の会、県民ピースリレー実行委員会、国民平和大行進実行委員会で構成する県平和行進懇談会の主催です。
緊急連載
躍進区のたたかい4
藤沢市区
8年ぶりに党議席誕生 藤なを子さんに党派超えて支持広がる
神奈川県議選・藤沢市区で、8年ぶりに日本共産党県議が誕生しました。過去最高の得票を得て当選した加藤なを子さん(56)=前市議=です。市議選は、柳沢潤次さん(63)、土屋俊則さん(50)=以上現=、山内幹郎さん(67)、味村耕太郎さん(25)=以上新=の全員当選。1議席増の市議団となりました。
「戦争する国づくりや大増税計画、医療や介護、年金の改悪など安倍政権の暴走政治をやめさせてほしいという声が寄せられました。住民の立場で暮らしや福祉を良くするために全力で取り組んでいきます」 市議選の開票日翌日の4月27日、加藤さんは4人の市議団と一緒に力強く訴えました。
緊急連載
躍進区のたたかい5
横須賀市区
基地の街で井坂新哉さん 守の牙城で当選 争する国づくりに抗議の票
基地の街横須賀市で、日本共産党の井坂新哉氏が前回県議選票を倍加し、1万7834票(得票率12・61%)を獲得し、5位で当選しました。07年に定数6から減員区となり、定数5での当選は初めてです。
自衛隊員とその家族からも反響が
14年の衆院選比例代表で横須賀市・三浦市区は、自民党が得票率40%を超す県内で一番強い選挙区でした。現役自衛隊員が1万数千人、退役自衛隊員、その家族を含めると数万人の自衛隊関係者がいる保守の牙城ともいえる選挙区です。また、民主党候補も連合系の労組がバックにつくなど、共産党にとっては基地と大企業の支配とのたたかいの選挙区です。
先の総選挙比例代表の得票は、自民党、民主党、維新の党、共産党の順です。県議選では自民党が現職2人をたてているため、共産党の井坂さんは、6番目の候補という厳しい位置にいました。
それを、次点の維新の候補に約8千票の大差をつけて当選しました。
選挙戦では元自衛隊員が、集団的自衛権の行使による海外での戦争する国づくりストップを訴え、9条を守ろうと呼びかけた自衛隊員向けのビラを配布し、自衛隊員や家族からも反響がありました。また、那覇市議も応援にかけつけ、沖縄との連帯を街頭で訴えました。