「新かながわ」2026年11月1日(第2836)号

市民のいのちと暮らしを守る(上)日本共産党川崎市議団
子どもの医療費18歳まで完全無料に 市民の運動と党市議団の取り組みが実を結ぶ
統一地方選まで5カ月余り。日本共産党県委員会は、川崎市議選に現職7人、元職2人、新人1人の計10人を擁立します。現有8議席の党市議団は、この4年間、市民の声や運動を力に積極的な提案を行い、市政を前に動かしてきました。同時に、大型開発や大企業優先、税金のムダづかいを厳しくただしてきました。自治体本来の役割である福祉の増進を重視し、医療、介護、子育てなど住民の願いを一つ一つ実現する「公共の再生」を掲げる党市議団が議席を伸ばすことは、市政、市議会に大きなインパクトを与えます。(編集委員 渡部満則)
37年で数十万筆署名 党市議団、論戦で迫る
今年9月から、18歳までの小児医療費が完全無料になりました。市は昨年8月、小児医療費助成制度(通院)の対象を18歳まで拡大し、一部負担金をなくすと発表していました。子どもの医療費助成制度の拡充は、市民の運動と党市議団のねばり強い論戦で実現したものです。
「子どもの命は平等に」「どの子もお金の心配なく病院にかかれるように」との願いから、1988年に乳幼児医療費無料化を求める運動が始まりました。93年には10万7千筆の署名を市議会に提出するなど、37年間で合計数十万筆の署名が寄せられました。
子どもの学びのため体育館にエアコン
災害級の暑さの中、学校で学ぶ子どもたちのため、避難所にもなる学校体育館へのエアコン設置は急務です。
市は、市立学校体育館への空調設備(エアコンなど)設置計画で、全178棟の設置をめざしています。25年度から始まり、これまで8棟で設置が完了しました。今後は、26年度に16棟、27年度に58棟を整備し、29年度までで計178棟の設置完成を予定しています。
マンホールトイレ避難所に設置を
全国各地で地震・豪雨などによる災害が多発し、各地の自治体では、防災・減災対策強化が緊急の課題になっています。
こうしたなかで、市は、災害時の安全で衛生的なトイレ環境の確保に向け、地域防災拠点となる市内181カ所にマンホールトイレ()を整備する計画を進め、31年の完成をめざしています。
対象は、小学校113カ所、中学校51カ所、高校ほか10カ所、区役所7カ所です。
市民団体と協力 命守る体制拡充
党市議団は、多くの市民や市民団体と協力、運動を広げながら市政を前に動かしてきました。
19年の台風災害の時には、被災地での罹災証明の発行、災害ごみの回収、配水樋管の整備、市独自の支援策を実現させました。
新型コロナの際には、重症病床の確保、高齢者施設への対応改善、発熱外来の設置、PCR検査施設の拡充、保健所体制の拡充などをさせました。
条例実現へ尽力 ヘイト禁止めざす
12年頃から川崎で外国人・外国出身者に「川崎から出ていけ」などとあおるヘイトスピーチが頻発。とくに激しい川崎区では、共産党市議が14年から「ヘイトスピーチは許さない」と街頭で声をあげるなどしてきました。その後、超党派の運動で「条例策定を」の世論が広がりました。
党市議団は、市議会でも積極的な議論をすすめ、市民と力をあわせて条例実現への道を開きました。
米原子力空母セオドア・ルーズベルト
米軍横須賀基地寄港に抗議 共産党 大村市議の報告
横須賀の出撃拠点化に憤り 市民とともに声を上げていく
米本土を母港とする米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」が10月16日午前、米海軍横須賀基地(横須賀市)に寄港しました。現地では、市民団体が抗議行動を実施しました。日本共産党の大村洋子市議団長に報告してもらいました。
米空母の寄港は既定路線だった
10月7日、横須賀市に外務省担当者が来訪し、市長に「米国原子力空母の寄港の可能性についての説明」を行いました。つまり、現在、母港となっているジョージ・ワシントン以外の原子力空母が寄港するということです。艦名、目的、寄港日時、入港期間は全てシークレットでした。
他方で、「米側から、寄港期間中、乗組員は施設・区域外への外出が許可される旨、説明を受けている」という報告があり、「可能性」と言いながら、「寄港したら基地の外でリフレッシュするのでよろしく」と矛盾したことを外務省は伝令したのでした。
なしくずし認めず市議団は中止要請
13日、共産党市議団は市長に対して「横須賀港をいわゆる母港としない原子力空母の寄港を認めないことを求める」要請文を提出しました。原子力空母エイブラハム・リーンカーン艦内で自殺未遂事件が8回も起っていることを引用しながら、これに類するような艦船が横須賀港に寄港し、乗組員が街に繰り出すことに、大きな心配があると訴えました。
つい最近、沖縄で海兵隊員による強盗殺人事件が起こったばかりであり、横須賀にとって忘れてはならない2006年の佐藤好重さんの強殺事件もあるからです。
寄港当日 海上でも陸上でも抗議行動
16日、横須賀港に近づく原子力空母セオドア・ルーズベルトに対して、「ヨコスカ平和船団」が海上から抗議・監視を行い、私も参加しました。甲板には戦闘機が並んでいることから、停泊は短期間、パイロットも街へ繰り出すことが想像できました。
同日、夕方には26人の市民が基地のゲート前に集まり「サイレント・スタンディング」を行いました。
米共同統合演習 米世界戦略に日本組み込む
19日午前9時頃、原子力空母セオドア・ルーズベルトは出港、日米共同統合演習「キーン・ソード27」に合流しました。その後はアラビア海へ向かいイラン攻撃に加わるとのことです。
アメリカの世界戦略に日本が組み込まれ、横須賀が出撃拠点にされていることに強い憤りを感じます。これからも、市民とともに地元から声を上げ行動していきます。
自由の窓6
横浜の組合組織統一と横浜建設業協会との連携
横浜の三組合は、「組織統一」を目指して1年近い議論の末、「横浜建設一般労働組合」(建設横浜)が2008年に結成され、1万2千人を結集する組合となった。組織統一の推進は、当時の横浜建設労働組合事務局長だった杉浦悦司氏の指導と援助で実現できた。横浜大工組合であった浜建労と鶴見の東部建設労組、金沢土木建築組合の組織統合は全国的に注目もされた。杉浦氏の熱く語る姿を今でも忘れることはできない。
建設横浜は、大工職を養成する訓練校も擁しており、生徒数の最大時は20人近くいた。しかし、中田宏横浜市長の時代に「建設業への支援は不要」と補助金がカットされた。組合は、直ちに抗議を行ったが会議室にも入れずに、担当職員とのやりあいとなった。職員も「市長命令」を理由に話し合いも拒否された。
米軍ミサイル司令部設置8年
相模総合補給廠から退去を 周辺の平和・市民団体・共産党が抗議
相模総合補給廠に米軍のミサイル司令部が設置されて10月16日で8年が経ちました。相模原・座間両市周辺の平和・市民団体はこの日、米軍に退去を求め抗議行動を行いました。
行動には相模原、座間両市から平和委員会、新婦人、医療生協、救援会、年金者組合、地域九条の会、相模労連、共産党後援会と相模原・座間の共産党市議団など30人が参加しました。
米軍への申し入れは「もし有事が現実のものとなれば、沖縄のみならず日本全土が攻撃目標とされます。とりわけミサイル部隊の司令部である貴司令部は攻撃目標とされる危険を住民は強く感じています」と指摘。「『ミサイルで脅威を抑止する』時代は終わり、軍事力の強化でなく諸国民との対話・外交こそ平和の礎である」と訴えています。
二宮町議選11月10日告示・15日投開票
一人一人が大切にされる町政を 渡辺くにたか候補が奮闘
二宮町議選挙(11月15日投開票、定数14)が、10日に告示されます。日本共産党の渡辺くにたか候補(67)=現=は、子ども・学生、まんなか世代からお年寄りまで、一人一人が大切にされる町政を訴え、今回4期目に挑戦します。
共産党が7月から取り組んだアンケートでは、一昨年の葛川の氾濫や、相次ぐ豪雨、地震の発生を受けて、町で取り組んでほしい課題の中で、前回6番目だった「防災と安全・安心のまちづくり」が今回は最も多い要望となりました。
渡辺候補は、災害関連死ゼロをめざし、TKB48(トイレ・キッチン・ベッドを発災から48時間以内に避難所に整備)の実現や、広域避難所にもなる学校体育館へのエアコン設置などを訴えています。
ふらっと訪問 かながわの公園31
県立四季の森公園(横浜市)日本の原風景思わせる里山広がる
県立四季の森公園の展望広場にはたくさんのテントが張られていました。数えると15張もありました。テントは丸いカバーから取り出すと一瞬に開きます。
連休中だからでしょう、幼児を連れたカップルばかりです。持参のテントを日陰に張り、食事をしたり、本を読んだりしていました。
シャボン玉を飛ばしたり、走り回ったりしている親子もいます。若いパパママたちのいこいの広場となっているようです。
主権者は私たち 市民の力を活かす
菱山南帆子さんが講演 川崎で母親大会
第67回川崎母親大会が10月12日、川崎市中原区の中原市民館で開催されました。
全体会記念講演では、「市民の力を活かそう!主権者は私たち」をテーマに、市民連合共同代表の菱山南帆子さんが講演しました。
若い世代とつながる方法や、憲法をめぐる危機的な状況を変えるために、どのように呼びかけると響くのかを学ぼうと、多くの方が参加しました。
「県日本共産党員の墓」合葬追悼式
強く温かい共産党へ決意 合葬者29人・納骨8人
日本共産党神奈川県委員会は10月12日、秋晴れの青空のもと、愛川町で第32回「神奈川県日本共産党員の墓」合葬追悼式を行い、約100人が参加しました。
今年の合葬者は29人で、8人が納骨されました。これまでに合わせて1179人が合葬されています。
合葬者が一人一人紹介された後、高山修県副委員長が「合葬された方々は困難な中でもあきらめず、希望の明日を切り開く生き方を貫かれました。日本共産党員としての生涯に心から敬意を表し、ご冥福をお祈りいたします」とあいさつしました。
