「新かながわ」2026年10月25日(第2835)号

横浜市長選 あさかさん、健闘 及ばず 「赤テント」での対話広がる
市民とともに公約実現へ決意
横浜市長選が10月18日投開票され、日本共産党の、あさか由香氏(46)は8万9052票(得票率6・37%)を獲得しましたが、及びませんでした。当選は、新人の原沢敦美氏(59)=自民党、日本維新の会、国民民主党推薦、公明党支持=でした。
市長選投開票から一夜明けた19日、共産党県委員会は、横浜駅前で街頭宣伝しました。あさか氏、藤原正明県委員長、古谷やすひこ市議団長が結果を報告し、市政をさらに前進させる決意を語りました。
あさか氏は、「多くのみなさんからご支援をいただき、ありがとうございました」とお礼を述べました。
チャレンジ’27 地方選 横浜市鶴見区・市議選 古谷やすひこ(54)
声を上げれば政治は必ず変わる
「靖彦」という名前は、自民党市議だった祖父が靖国神社にちなんで付けました。そんな私が、日本共産党に出会ったのは大学に入学したときでした。信頼できる先輩に勧められ、入党しました。
汐田総合病院に就職してからは、過酷な医療現場で仲間と一緒に患者さんのために献身的に向き合ってきました。しかし、どんなに献身的に仕事をしても報われない現実がありました。医療行為は診療報酬で定められており、それを決めているのは政治です。そこを変えなきゃだめだと感じ、政治に直接働きかける党を強く大きくするため、市議選への立候補を決意しました。医療を良くしたいという思いは、私が政治に関わる大きな原点です。
県議会 生活密着の支援優先に
共産党・木佐木県議が討論
10月14日の県議会定例会で、日本共産党の木佐木ただまさ県議は、県一般会計補正予算などに反対する討論を行いました。
木佐木県議は、補正予算案に反対する理由を三つの角度から述べました。
第一に、県民生活が厳しさを増す中で、妥当性や見通しに重大な疑義がある寒川町倉見地区への東海道新幹線新駅推進対策費が計上されていることです。
住民基本台帳法施行 条例改正議案に反対
住民基本台帳法施行条例の一部を改正する議案については、マイナンバー制度の利用拡大やマイナ保険証の事実上の強制に対し、情報漏えいや誤登録トラブル、プライバシー侵害への不安と不信が県民に広がっていると指摘。個人情報の保護・対策や安全性の検証が不十分なまま、行政内部での情報連携と利用拡大を進める条例改正は認められないと訴えました。
川崎市議会 収入黒字 公共料金値上げやめよ
共産党・小堀議員が討論
10月13日の川崎市議会定例会で、日本共産党の小堀祥子市議が代表討論に立ちました。
小堀氏は、2025年度一般会計決算について、実質収支額が76億円の黒字となり、市税収入が4年連続で過去最高となったことを強調。減債基金が他都市と比べても高い水準にあり、実質残高でも政令市の平均的な水準を約900億円上回っているとして、この900億円は市民の福祉や暮らしのために使うよう要望しました。
自由の窓5 新しい道への転身
建設労働組合へ
結局、私は、長女の大病などがあって、10年で日産自動車を退職し、横浜市鶴見区にある建設労働組合へ就職、新しい世界での仕事となり、戸惑いもあった。
建設業従事者は、荒くれ者という感覚を持っていたが、その中で知り合った(株)Ⅰという会社の社長のことが印象に残っている。
彼は、「鳶職・土工」の仕事だったが、荒くれ者の従業員も多く、現場での労働災害も多発していた。労災手続きで事務所に向かうと、被災者を怒鳴り散らしていたりすることもしばしばあった。私は、「災害をなくすことの責任は会社側にある。社員の責任にするのは間違い」と諭した。本人も幼年時代は貧困と差別の中で生きてきた点で、私と似たところもあり、その後も安全対策や従業員の安全と健康管理について諭してきた。
日米共同統合演習やめよ 実施予定の厚木基地に
県平和委・統一促進会議・共産党が申し入れ 神奈川県平和委員会、安保廃棄県統一促進会議、日本共産党議員団などは10月16日、海上自衛隊と米海軍が共同使用する厚木基地(大和市、綾瀬市)を訪れ、同基地で日米共同統合演習「キーン・ソード27」を行わないよう申し入れました。
航空自衛隊の部隊が、PAC―3器材を含めた車両を同基地内に搬入し、射撃態勢を確立する訓練を実施する予定。四国沖周辺で行われる統合電磁波作戦訓練に、同基地から海上自衛隊の航空機(P―1) 1機と隊員約10人が参加します。
横浜市鶴見区に9条の碑を スタート集会に116人
ジャーナリスト 伊藤千尋さんが講演
横浜市鶴見区で10月14日、憲法9条の碑を鶴見区にも建てるスタート集会が開かれ、116人が集まりました。
オープニングでは、前田みどりさんがバイオリンを、味村和代さんがフルートを演奏し、美しい音色が参加者を魅了しました。
呼びかけ人の後藤仁敏さんは、「横浜でも18区全部に9条の碑を」と訴えました。
創立70周年記念 講演と中国音楽のつどい
日中友好協会神奈川県連 高市発言の撤回なくして日中関係改善なし
日中友好協会神奈川県連は10月12日、横浜市内で創立70周年記念「講演と中国音楽のつどい」を開催し、約150人が参加しました。
冒頭、大森猛県連会長があいさつの後、二胡の劉晋陽さん、中国琵琶の鮑捷さんによる演奏が披露され、静かで深い音色に会場はうっとりと聴き入りました。
続いて元外交官の孫崎享さんが「対立か協調か―日中関係の展望」と題して講演しました。
シネマ散歩 『京都ALS患者嘱託殺人事件』(監督:二村真弘)
嘱託殺人をめぐるそれぞれの理由
2024年公開の『マミー』で、「和歌山毒物カレー事件」について多角的に検証し話題となった二村真弘監督が、今度は京都で起きたALS(筋萎縮性側索硬化症)患者に対する嘱託殺人事件にスポットを当てる。見えてくるのは当時とは異なる印象の事件の様相だった。
まずALSを患う優里さんの生い立ちから事件までをたどる。海外留学や海外での就職など、発症前までは自分の人生を自らの選択によって切り開いていた様子がうかがえる。発症後は徐々に動かなくなっていく身体に加えて、異性介護の苦痛や介護者による虐待など、終末期の現実を浮き彫りにする。
〈事件の概要〉
19年11月ALS患者の林優里さん(当時51歳)から殺害を依頼された二人の医師が、優里さんの住む京都市内のマンションを訪れ薬物を投与して〝安楽死〟させた。医師らは優里さんとSNSを通して知り合い、事前に130万円を受け取っていた。20年7月、京都府警は嘱託殺人容疑で大久保愉一と山本直樹を逮捕。さらに、裁判の過程で、二人が山本の父親の殺人に関与していたことが明らかになった。24年1月、初公判。京都地裁は、大久保に殺人・嘱託殺人・有印公文書偽造などの罪で懲役18年を言い渡した。大久保の控訴、上告は棄却され、25年6月に刑が確定。なお、山本は殺人罪で懲役13年、嘱託殺人罪などで懲役2年6カ月が確定している。
