「新かながわ」2025年5月18日(第2767)号

「息子を返して!」遺族が陳述 米兵による交通死亡事故 初公判|地裁横須賀支部
横須賀市で昨年9月、乗用車で右折禁止の交差点を右折し、オートバイと衝突して男性を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われた米海軍横須賀基地の米兵、ヤノス・ジェイデン・エドウィン被告(22)の初公判が5月7日、横浜地裁横須賀支部(片多康裁判官)でありました。
検察側は禁錮1年6月を求刑、弁護側は執行猶予を求め結審。判決は5月27日に言い渡されます。
逗子での米兵連続傷害事件 米兵に1600万円賠償判決|横浜地裁
逗子市の逗子海岸近くの路上で発生した米兵による連続傷害事件(2022年7月9日夜)をめぐり、顔面・両手骨折などの重傷を負った女性ら被害者4人が、米兵に損害賠償を求めた訴訟の判決が4月25日、横浜地裁でありました。藤澤孝彦裁判長は、飲酒酩酊(めいてい)などにより故意も責任能力もないとした被告側の主張を退け、米兵に計約1600万円の賠償を命じました。
参院選勝利へ決起集会|建設後援会 小池、あさか氏決意
日本共産党神奈川県建設後援会は4月25日、参議院選挙での比例5人と、あさか由香神奈川選挙区候補の勝利に向けて決起集会を横浜市内で開きました。
集会には小池晃書記局長(比例候補)、あさか候補、畑野君枝元衆院議員が参加しました。
憲法を活かすため学ぼう|5・3県民のつどい 神奈川憲法会議が開く
憲法記念日の5月3日、神奈川憲法会議は、横浜市内で県民のつどいを開き、370人が集まりました。
主催者を代表して代表委員の永山茂樹東海大学教授が「今日は憲法の78回目の誕生日。憲法を活かすため、しっかり学んでいこう」とあいさつしました。
【創刊60周年新かながわあれこれの窓・10】若者を励まし続ける存在として期待
「新かながわ」創刊60年とのこと。本当におめでとうございます。
1972年に生まれた私からすると、およそ7年「先輩」となります。
私が「新かな」と出合ったのは、おそらく自宅だったと思います。わが家の大人は全員活動家でしたので、「赤旗」や「前衛」「経済」などの雑誌も含め、さまざまな発行物の一つとして、身近な存在であっただろうと思います。
被災者に寄り添った国・自治体の支援必要|能登半島地震被災者支援に参加して
共産党元県議 加藤なを子(手記)
4月21日~23日、松田町議の寺嶋正さん、湯河原町議の渡辺久子さん、大井町議の大石舞さん、党湘南地区副委員長の沼上常生さん、湯河原町の中尾榮子さんと私で能登半島地震被災者支援ボランティアに参加しました。
初日は能登半島地震被災者共同支援センター(石川県羽咋市)に皆さんから寄せられた支援物資と義援金を届け、被災地や被災者の様子などの現状の説明を受けました。翌日は共同センターを出発して珠洲市蛸島町の仮設住宅にお米、水、生活用品などを届けながら要望を聞きました。
【シネマ散歩】草の根のメディアが紡ぐ希望|「能登デモクラシー」(監督:五百旗頭幸男)
富山市議会の不正を追った『はりぼて』(2020)や、日本にはびこるムラ社会体質にフォーカスした『裸のムラ』(22)の五百旗頭幸男監督の新作映画が公開となる。
舞台となるのは前作『裸のムラ』の舞台でもあった石川県穴水町。過疎化の進むこの町で元・中学校教員の滝井元之さんは20年から「紡ぐ」と題した手書きの新聞を発行している。町の行く末を案じ、町民たちに訴えかける言葉が並ぶが、配布先での反応は鈍い。電子メールやSNSで瞬時に情報がやり取りされる今日、効率を重視したらできない方法に思える。