「新かながわ」2023年3月26日(第2671)号

「再エネ100%宣言、子どもの成長を全力応援、県民の命・健康を守る、9条で平和を 大増税NO」県知事選向け 重点政策発表、「明るい会」の岸牧子候補

 「平和で明るい神奈川県政をつくる会」の岸牧子知事候補は3月15日、県庁内で記者会見し、重点政策「再エネ100%宣言」を発表しました。

重点政策は、①「再エネ100%」の神奈川でシステムチェンジ②子どもの成長を全力応援、誰もが自分らしく生きられる神奈川へ③県民の命と健康を守る、物価高騰から暮らしを守る④憲法9条で平和を。大軍拡・大増税はNO!―の4つの柱で構成されています。

記者会見で、岸氏は「ピープルパワーで憲法に基づき、地方自治の力を十分発揮する県政に転換していく」と表明。黒岩祐治知事について▽実効性と規模、スピードが不十分な気候危機対策▽子育て・教育の施策も全国最下位クラス▽「自己責任」を強要し、県民の暮らしや営業に関心がない▽危険な軍事増強を容認した―と批判し、重点政策について紹介しました。

「日立は65歳以上の雇用確保を」村田さん「支援する会」発足

 「65歳以降も働きたい」と、日立製作所を相手に闘っている村田光裕さん(66)を「支援する会」が3月4日、横浜市戸塚区で開催されました。日立製作所で働いていた村田さんは、改正高年齢者雇用安定法による65歳以降の雇用を求めていましたが、昨年4月末に解雇されました。

「基地強化容認、石炭火力発電所稼働……」県知事の政治姿勢を追及、県議会 共産党・上野議員が討論

 3月15日の県議会定例会で、日本共産党県議団(井坂しんや団長、5人)は、83議案のうち71議案に賛成し、一般会計予算など12議案に反対しました。採決に先立ち、上野たつや県議が討論に立ちました。上野氏は予算の中で、気候危機打開に向けた各種施策の拡充、崖地対策・河川整備などの水防災戦略の強化など、県民の安全・安心や、生活に直結する事業を推進するとしたことは重要だと評価しつつ、黒岩祐治知事の政治姿勢については五つの点から改めるよう訴えました。

「世界平和構築へ積極的なイニシアチブを」横浜市会 共産党・大貫議員が賛成討論

 3月16日の横浜市会定例会で、日本共産党は、山中竹春市長が編成した一般会計予算などに賛成しました。採決に先立ち、大貫憲夫議員が賛成討論を行いました。大貫氏は、予算案は「子育てしたいまち」「選ばれるまち」づくりを最重要課題と位置づけたもので、これまでの歴代市長が進めてきた大型開発、都心部整備に軸足を置いた予算とは違いが明らかだと強調。市長が小児医療費を中学3年生まで完全無料としたこと、「出産費ゼロ」「75歳以上の敬老パス自己負担ゼロ」などの調査・検討の費用として予算に盛り込んだことを評価しました。

介護保険「原則2割負担導入」利用者・家族に大きな負担 神奈川民医連が調査結果を公表

 財務省の財政制度等審議会は「建議」で、介護保険サービスの利用者負担を現状の原則1割負担から2割負担にすることを示しています。神奈川県民主医療機関連合会介護福祉委員会は3月16日、原則2割負担導入についてヒアリング調査の結果を公表。利用者・家族に大きな負担がかかることが分かりました。

「何としても当選勝ち取ろう」みわさんを激励する高齢者のつどい

 横浜市会議員3期目をめざす、みわ智恵美さんを激励する高齢者のつどいが3月11日、港南区上大岡で開かれました。会場には手作りのポスターが飾られ、定員ギリギリの91人が参加しました。新日本婦人の会コカリナサークル8人による「青い空は」の爽やかな演奏で始まりました。

「戦争の記憶を忘れない、次世代に引き継ぐ」川崎市中原区で原爆展

 2月17日から22日まで中原市民館ギャラリーにて、「第13回中原・平和をねがう原爆展」を開催しました。戦争の記憶を忘れないため、また次世代に引き継ぐために何ができるか。そんなことを考えながら準備を進めました。今回は広島の被爆体験者・山口淑子さん、長崎の被爆体験者・陣川幸子さん、満州からの引き上げ体験者・清水陽子さんを会場に迎え、お三方の体験をお話しいただく時間を設けました。