しいば寿幸・日本共産党参院比例予定候補の歩いた道(8)「このおじさん誰?」が教訓
子育てで大切にしていることは、食事をつくったり、旅行に行ったり、子どもたちとのふれあいです。とくに読み聞かせの時間を大切にしています。
「おしいれのぼうけん」「ちいさなちいさな駅長さんの話」など、子どものころ母が読んでくれた絵本を、今度は父親になった私が読む。「母はどんな気持ちで読んでくれたのか」「たくさんの物語にふれてほしい」など、感慨深い気持ちをこめて読んでいます。
同じ絵本をリクエストされることが何日も続くことがあります。「またか?!」と思っていると、母から「あなたも同じ」と諭されて苦笑い。一緒に笑ったり、泣いたり、ときには「お父さん寝てるよ」と怒られたり、そんな時間がすごく好きです。
これには父の教訓があります。あるときまで父は選挙ともなるとほとんど帰宅しませんでした。弟の出産のとき私は近くの叔母に預けられたまま。選挙がおわり、迎えにきた父に「誰?このおじさん?」と言ったそうです。父は相当ショックだったよう。「それ以来、子どもたちとの時間を大切にするようにした」と反省をこめて話したことを思い出します。
共働きの私たちを助けてくれる両親。年齢のことを考えると、一緒にすごす時間も大切にしたい。もう一度、椎葉村に帰りたいと思っています。
2016年7月、第3子誕生のとき。産まれたばかりなので顔が少しこわばっています