しいば寿幸・日本共産党参院比例予定候補の歩いた道(6)私の「背中」を押したのは
大学3年の夏、世界青年学生祭典に参加するため南米キューバへ。高学費の実態を英語でスピーチしました。隣に座っていたアルゼンチンの女性に「どうでした?」と聞くと、「あなたが言っていることはまったくわからない」。
英語が通用しなかったのか?!と思いきやそうではなく、「なぜ大学進学にお金を払うのか」。日本の遅れた実態を肌感覚でとらえた瞬間です。
在学中、自民党政治の矛盾の深さとともに、のちに「第2の躍進期」と呼ばれる日本共産党の連続躍進という21世紀への新たな時代の息吹きを感じていました。「どう生きるか」を悩み通した結果、「どの子も笑顔になれる社会にしたい。そのためには政治を変えるしかない」と政治の道にすすもうと決めたのです。
日本共産党千葉県委員会では、ちば民報(「新かながわ」の千葉版)の編集長を経て、青年学生分野の担当者として14年間とりくみました。
科学的社会主義の理論や綱領を、若者らしい新しい感覚で受けつぎ発展させてほしい――そんな思いでとりくみました。
「奨学金をなくすな」の署名行動で政府に怒りをつきつけ日本育英会廃止を撤回させ、働く若者実態調査で貧困を可視化し日雇い派遣労働を禁止させました。
若者のエネルギーが次々と現実政治を動かす力強さを、いつも隣で感じることができたことはなによりの喜びです。
2008年3月、キヤノン幕張事業所前で行った宣伝