しいば寿幸・日本共産党参院比例予定候補の歩いた道(2)「走る哲学者」と呼ばれて
中学・高校の部活動は、陸上競技でした。主に800m1500mなどの中距離走です。「走る哲学者」――中学の先生から、こう呼ばれたことがありました。いまふり返ると、走ることが人生の大きな糧になったと思っています。
中学2年の夏から1年間、けっして足が速かったわけではない私がなぜか部長に。練習のやり方など、意見がぶつかりあう場面にたびたび直面し、いつも頭を悩ませていました。「みんな好きなこと言ってるけど部長も大変だよね」――仲間の一言に何度救われたことか。
高校は「1期生」という響きにひかれ、「白紙」から出発する体験はそうそうあるまいとの思いで新設校に進学。もちろん部活動もゼロからのスタートです。みんなで相談して練習メニューをつくりました。アイデアは何でも取り入れ、通学時に最寄り駅から学校まで走ったことも。
また、高校時代の文化祭も得難い体験です。みんなでやりたいことを出しあって、それが実現可能かどうか学校と相談を積み重ねました。「難航」したときもあっただけに、みんなでやりとげたときの喜びは今も忘れません。
中学・高校時代の6年間で、力を合わせる大変さとおもしろさを実感できました。私の素地になったと思っています。
中学2年の夏、林間学校で。