「新かながわ」2017年3月19日(第2396)号

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フラッシュモブ裁判
海老名市の禁止命令は違法
表現の自由を重視する画期的判決

 服装を統一した人たちが無言でプラカードを掲げる「マネキンフラッシュモブ」に対して、条例に基づく禁止命令を交付した海老名市。横浜地裁は3月8日、「命令は違法」だと断罪し、取り消す判決を言い渡しました。表現の自由の値打ちを重視した画期的な判決です。市が控訴しないため判決は確定することになります。

神奈川の負けない人達
東京労働局が異例の文書指導
消防研究センター雇い止め撤回

 一般財団法人・消防試験研究センター神奈川県支部で働いていた非常勤職員・笠原榮子さん(51)は、不当に「雇い止め予告」を受けたとして、神奈川県労働委員会に1月20日に「不当労働行為救済命令申立書」を提出しましたが、同センターが雇い止めを撤回することで、合意書を取り交わしました。

左右を超えた野党結集で
横須賀市で講演・討論

 「立憲主義を守るよこすか市民の会」の集会が3月12日、横須賀市内で開かれました。「いくさ(戦)より平和、そして格差社会から共生社会に転換するために、左右を超えた野党結集で政権交代を目指す」との宣言が採択されました。

大磯町
自治体労働者の働き方問題
深夜に電灯こうこう
鈴木京子町議のブログに反響

 大磯町で、日本共産党の鈴木京子町議が町職員の長時間労働を告発したブログが話題になっています。日曜日の早朝に、町役場で働いている職員の労働実態を告発したところ、大きな反響が寄せられ、匿名で町職員の働き方の改善を求める投書が町役場に届くなどしています。3月21日には共産党と職員の働き方に問題意識を持つ町議が共同で「職員の働き方の改善を求める決議案」を町議会に提案する動きもおこっています。

原子力空母いらない!
春のパレード参加者の思い

 米原子力空母ロナルド・レーガン(原子炉2基)が配備されている横須賀市。「原子力空母はいらない」の声が響きました。3月12日、約80人が参加した市民団体「いらない!原子力空母」の春パレードです。参加者や沿道で見守った人たちの思いは―。

“原発いらない”の声
小田原で終日ひびく
映画、シンポ、
パレード、フォーラム

 原発事故から6年の3月11日――小田原市では多彩な取り組みが、展開されました。午前は再生エネルギーの映画上映と「クリーンエネルギー」をめざすシンポジウム。午後は、「3・11忘れない」パレードと「食、エネルギー、経済」についてのフォーラム。これらは「パレード実行委員会」と「おひさまマルシェ」が連携して実施したものです。