「新かながわ」2016年2月7日(第2345)号

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女性7人が勝ち取った解雇・雇い止め撤回
資生堂・アンフィニ争議、全国励ます勝利和解

 大手化粧品メーカー資生堂の工場で不当解雇・雇い止めされた女性7人が、解雇・雇い止め撤回を勝ち取りました。工場閉鎖のため職場復帰はかないませんでしたが、派遣先の資生堂に事実上雇用責任を認めさせた、女性たちの全面勝利和解(1月25日)。6年8カ月にわたるたたかいが、全国の仲間を励ましています。

生存権裁判 生活保護基準引き下げは憲法違反
生活保護受給者の過酷な生活実態

 国の生活保護基準の引き下げは貧困状態をより悪化させ憲法25条に違反する。神奈川県内に住む生活保護受給者47人が、国や地方自治体を裁判に訴えています。神奈川生存権裁判で浮き彫りになった過酷な生活実態とは―。

 シックスクール裁判 東京高裁が棄却

 神奈川県立高校の屋上防水工事に使用された有機溶剤が原因でシックハウス症候群(化学物質過敏症)を発症したとして、美術科教諭(当時)が県を相手に損害賠償を求めている控訴審の判決が1月27日、東京高裁でありました。山田俊雄裁判長は、一審・横浜地裁判決を維持し、控訴を棄却する判決を言い渡しました。

学童保育研究集会
子らに生き生きとした放課後を保護者・指導員、学んで交流

 「子どもたちが生き生きとした放課後を過ごせる学童に」。保護者と学童保育指導員の願いを込めて、第34回横浜学童保育研究集会が1月24日、横浜市内で開かれました。400人を超える人たちが参加し、ともに学び、語り合いました。

「ヘイトスピーチやめて」市民数百人がカウンター行動

 川崎市川崎区で1月31日、ヘイトスピーチ(差別的扇動行為)への抗議行動が行われました。これは「ヘイト・スピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」が呼びかけたものです。 日の丸や旭日旗を持ったヘイトスピーチのデモ隊数十人が行進。それを警察官が囲い、その外側を数百人の市民が囲んで抗議しました。
 ヘイトスピーチのデモ隊は昨年11月に続くもので、在日コリアンが多く住む桜本地域をめざしましたが、市民が道をふさぎ同地域には入れませんでした。
 外側を囲った市民らは、「差別はダメだ」などとコールしました。
 日本共産党からは畑野君枝衆院議員、あさか由香参院神奈川選挙区候補、君嶋ちか子県議、片柳進、佐野仁昭、大庭裕子の各川崎市議が参加しました。
 民主党からは有田芳生参院議員、飯塚正良、堀添健両川崎市議が参加しました。