「新かながわ」2015年12月20日(第2340)号

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憲法違反の公務員バッシングと組合事務所追い出しやめよ
「鎌倉市政を市民と働く仲間に取り戻す会」
市長「憲法9条」政治的と組合掲示板から撤去

 鎌倉市の松尾崇市長と一部議員などによる憲法違反の公務員バッシングと組合つぶしに抗議して、「鎌倉市政を市民と働く仲間に取り戻す会」が12月13日、鎌倉市内で結成されました。

 結成集会には、市民と組合員243人が参加しました。福田裕行神奈川労連議長があいさつ。横川啓鎌倉市職労書記長が経過報告。東海林智・元新聞労連委員長が記念講演し、70年前の「フィラデルフィア宣言」では「労働者は商品ではない」「表現者の自由は不断の進歩のために欠くことのできない」とうたっていることを紹介し、市長と一部議員などによる公務員バッシングと組合つぶしの攻撃は「鎌倉市の進歩をとめることになる」と指摘。さらに「労働組合があると公務員を市長の部下、兵隊として好き勝手に使えない。だから労組を弱体化し、公務員を自分のプライベートコマンドにしようとしている」と語りました。

日本共産党 木佐木県議の一般質問「奨学金制度、原子力艦船問題で迫る」神奈川県議会

 12月8日の神奈川県議会本会議一般質問で、日本共産党の木佐木忠晶県議は、大学生に対する県独自の給付制奨学金制度創設や原子力事故が懸念される原子力艦船の横須賀配備撤回などを求めました。

来るならサンタ さよならレーガン 横須賀でパレード

 「空母の母港化絶対反対!」―。12月12日、米原子力空母ロナルド・レーガン(原子炉2基)の母港となっている横須賀市で、市民団体「いらない!原子力空母」がパレードを行いました。
 パレードには、約100人が集まりました。参加者は、クリスマスカラーの風船を手に持って、横須賀基地前や、買い物客らでにぎわう商店街などを行進。軽快なリズムで、「武力で平和は守れない 武力でテロは止められない」「来るならサンタ さよならレーガン」とアピールしました。
 パレード前の集会では、参加者が「横須賀でより良く生きていくためにやることは原子力空母にしっかりと対峙することです」などとスピーチしました。

「戦争は二度とイヤ」県母親連絡会などが「赤紙」宣伝

 神奈川県母親連絡会などは12月8日、寒風吹きすさぶ中、横浜市の桜木町駅前で、召集令状を模した「赤紙」を配布しました。
 平和を守る母親全国連鎖行動として取り組まれたもの。建設主婦協議会、新婦人県本部、婦人民主クラブ県協議会、ユーコープ労組、県地域人権運動連合会、神奈川労連女性センター、県保育問題協議会など9団体37人が参加しました。

「子ども・障害者の医療費助成拡充を」市民団体がパレード

 神奈川県に子どもと障害者の医療費助成制度の拡充を求める「みんなのパレード」が12月10日、横浜市内で行われました。「県こどもの医療費無料化を求める連絡会」、県社会保障推進協議会、「これからの障害者と患者の福祉・医療を考える連絡会」の3団体が主催したもので、14団体51人が参加しました。

第6回 どうする?どうなる?
鎌倉近代美術館
存続署名広げよう

 12月13日、鎌倉市の大船・木のおうちゆるこやで「第六回 どうなる?どうする?鎌倉近代美術館」の勉強会が開かれました。
 主催の「鎌近のこす会」の方針は、署名などの反対運動を繰り広げる実践と、美術館の必要性から美術を経て人間が生きる意味を問う勉強会という二つの側面を持ちます。