2015年12月13日(第2339)号

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ミナカナ結成
安保関連法廃止の一点でオール神奈川の選挙めざし野党の結集を

 安全保障関連法案の廃案をめざして運動してきた「ママの会@神奈川」の有志とその活動を支えてきた学者、弁護士が中心になって、党派を超えたオール神奈川の選挙をめざす「ミナカナ」(安全保障関連法制廃止をめざすオール神奈川の会)を12月3日、横浜市内で結成しました。

神奈川県議会
共産党・君嶋県議の代表質問
県庁の働き方、県関与団体の解雇問題などで追及

 12月3日の神奈川県議会本会議で、日本共産党の君嶋ちか子県議が五つのテーマで代表質問に立ちました。君嶋県議は、県庁や、県が関与する団体の働き方について黒岩祐治知事の姿勢をただしました。

教育署名32万人分
私学助成や30人学級
神奈川県議会に実行委提出

 「ゆきとどいた教育をすすめる神奈川県実行委員会」は12月4日、県庁内で教育署名提出集会を開き、保護者、生徒、団体の代表など68人が参加しました。
 参加者は、私学への経常費助成補助の拡充、30人以下学級の実現、障害児教育の充実などを求める請願署名のべ約32万人分を県議会に提出しました。
 受け取った茂木吉晴議会局長は「たくさんの署名を確かにお預かりしました」と述べました。
 集会では、参加者から訴えがありました。
 県の私立高校の平均学費(入学金を除く)は、約68万円と関東地方で最も高くなっています。

鎌倉市職労の組合事務所問題

 鎌倉市職員でつくる鎌倉市職員労働組合が市庁舎敷地内の旧901号会議室を使用してるのに対し、鎌倉市が建物の明け渡しを求めている問題で、日本共産党の赤松正博市議が12月7日、一般質問に立ちましたが、動議が出され質問が中断しました。
 鎌倉市は、組合に対し建物の明け渡しと賠償を求める議案を市議会にかけようとしています。
 一方、鎌倉市職労は、行財政財産を使用する権利に関する処分についての異議申し立てを行い、議会の諮問を求めています。
 市職員の福利厚生を目的の組合事務所は本庁舎内に1969年から設置され、現在あるプレハブの事務所は2010年から使用しています。
 赤松氏は組合事務所の明け渡しは、日本国憲法28条、労働者の団結権、労組法に違反し、誠意をもって協議するよう求め、地労委の勧告「誠意をもって協議するよう」とした内容確認の質問をしていましたが、12月11日の議案審議であらためて質問することになりました。

9.19忘れない!毎月19日行動はじまる
小田原駅前での署名は30数人で134筆

9月19日の強行「採決」は絶対忘れない!の毎月19日行動が、西湘地域でもはじまりました。
 「安倍暴走ストップ!西湘ネット」主催の小田原駅東口では30人余が参加、2カ所に分かれて戦争法廃止の統一署名を呼びかけました。1時間弱で134人分集まりました。
 この行動は、地域内の3カ所の駅頭でも実施。箱根湯本駅前ではティッシュに折り込む手作りの色紙を用意。大雄山駅前ではポスターをたくさん掲示しシール投票も…。湯河原駅前はリレートークに6人の町民が参加。各箇所とも創意あふれる取り組みになりました。
 西湘全体では80人を超える参加、「ほんとにアベは許せない」「テロをどうやって抑止するの?空爆しても一般人が犠牲になるのよ」「戦争はダメ、がんばってよ」など、励ましの多い19日行動でした。

横浜教科書問題市民・有識者会議が第7回市民集会開く

 「横浜教科書問題市民・有識者会議」は12月1日、横浜市内で、第7回市民集会「戦争法(安保法制)と憲法.教科書問題を考える」を開き、170人が集まりました。
 横浜市では8月、中学校教科書で、侵略戦争肯定、改憲誘導の育鵬社歴史・公民教科書が再び採択されました。
 主催者を代表して副代表の東京学芸大学名誉教授の太田幸男さんが「今年の育鵬社教科書の採択は2回目だが、前回との大きな違いは幅広い国民による戦争法反対の大きなたたかいがあったことだ。この戦争法と育鵬社教科書は密接な関係がある。どちらも長い闘いになるが頑張ろう」とあいさつしました。
 加藤誠事務局長は、横浜市の教科書採択で、現場や市民の意見がことごとく削られるなかで、自由社の歴史教科書、育鵬社の歴史・公民教科書が採択された経過を報告。教科書取扱審議会が用いる教科書採択の観点が育鵬社に有利なように改変されたこと、それでも今年の教育委員会では3対3の賛否同数で、岡田優子教育長が2票を行使することでかろうじて、採択されたとしました。

鶴見区子育て懇「子ども白書」を発行
平和を願う子どもたち

 横浜市鶴見区内の親や教師らでつくる「鶴見区子育て教育懇談会」が12月3日までに、「手づくり鶴見こども白書」を発行しました。
 白書は1993年、2001年に続き、14年ぶり。昨年5月から11月までアンケートを行い、結果をまとめたもの。学校の協力もあり、子どもの回答は小学生494人、中学生414人。区内の子どもや親1200人以上の生の声を拾った冊子です。