2015年8月9日(第2323)号

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反安保関連法案へオール鎌倉
市議、市議OB、34人が有志の会結成「平和都市宣言の伝統今も立憲主義の否定許さない」

 鎌倉市で7月29日、現職と元職の超党派の市議34人が「安保関連法案に反対する鎌倉市会議員・元議員有志の会」を発足させました。同市では6月議会で、安全保障関連法案の撤回を求める意見書が13対10の賛成多数で可決。それをきっかけに議員11期目の日本共産党の赤松正博市議を中心に現職市議25人と市内在住の元市議40人に呼びかけ、現職9人、元職25人の参加で超党派の有志の会を結成しました。この中には議長経験者9人のうち5人が名前を連ねています。
 現職は、日本共産党2人、神奈川ネット2人、新・草莽(そうもう)の会2人、鎌倉みらい1人、無所属2人の計9人です。元職は、自民党、社民党、元民社党、元日本新党などに所属していた人などで、最高齢は93歳の元民社党議員です。

市民ら1600人が抗議
超党派で戦争法案ストップ
相模原市で大集会

 戦争法案ストップを超党派で訴える大集会が7月31日夜、相模原市内で開かれました。実行委員会が主催したもので、約1600人が参加。デモ行進もしました。集会では、民主党顧問の藤井裕久元財務相が「(日本の侵略戦争を認めない)安倍首相の歴史観は間違っている。明らかに侵略です」と指摘。安倍内閣が昨年7月の閣議決定で、憲法解釈を変えて集団的自衛権を認めたことを「許せない」と訴えました。政党からは、日本共産党、民主党、社民党の代表があいさつ。共産党の畑野君枝衆院議員、民主党の本村賢太郎衆院議員らが訴えました。

「戦争法案廃案へ全力」党創立レセプションに300人超 神奈川県委員会

 日本共産党神奈川県委員会(田母神悟委員長)は7月29日、横浜市内で党創立93周年記念レセプションを開きました。主催者を代表して、田母神委員長は、「反戦平和の党の歴史にかけ、国民との共同を強めて、戦争法案を廃案に追い込むため、引き続き奮闘する決意です」とあいさつしました。
 畑野君枝衆院議員があいさつ。椎葉かずゆき参院比例候補が「いい加減な政権に子どもの未来を絶対に託すことはできない」、あさか由香参院神奈川選挙区候補が「国民の声を届け、自由、平和、民主主義を守る議席を勝ち取っていきたい」と、それぞれ訴えました。

横浜市立中学の総合火力演習見学
企画・引率する社会科教諭は予備自衛官

兼職規定抵触と元教諭2人
横浜市人事課に審査請求
 横浜市緑区の市立中山中学校が夏休みの学習として、日本最大の実弾射撃演習「陸上自衛隊富士総合火力演習」見学会に中学1年生の生徒への参加を呼びかけた問題は、教育関係者や市民から「軍事美化」だとする危惧が表明され、波紋を呼んでいます。
 企画・引率する社会科教諭は、自身のフェイスブックで「陸上自衛隊予備自衛官二等陸尉、教員 社会科教諭」と自己紹介し、横浜市教育委員会も予備自衛官であることを認めていることから、教師と非常勤の自衛官であることの兼職も大きな問題になっています。
 2人の元横浜市教諭が7月30日、「自衛隊の最大宣伝イベントに中学生を連れて行く同教諭の行為は『兼職先への便宜供与』」だとして、市教委の「兼職規定に抵触する疑い」があると市教委教職員人事課に審査請求しました。

「戦争法案NO! 栄区アクション」に36人が参加

 栄区革新懇が呼びかけた「戦争立法NO! 栄区共同アクション」が8月1日、13時から14時まで大船駅笠間口で行なわれました。栄区だけでなく港南区からの参加者もあり、36人でアピールしました。
 主婦、看護師、保育士、牧師、学者など、さまざまな市民による戦争法案反対のリレートーク、「戦争法案反対」「子どもたちを戦場に送るな」のシュプレヒコール、うたごえサロンの方々の演奏と歌があり、「アベ政治を許さない」や「ストップ戦争法案」のプラカードを掲げ、戦争法案の廃案を求める署名、各団体のチラシを配布しました。

青春を哲学する
しあんくれーる
第2回テーマ デモ

 デモに参加する若者の姿が目立ちます。反戦争法案の国会前集会などに参加すると、若者の発言に感動したという声を聞きます。今回の「青春を哲学する しあんくれ~る(思案にくれる)」のテーマは「デモ」。若者にインタビューしました。