「被災者に冷たい政治変えたい」味村耕太郎 藤沢市議(日本共産党青年議員紹介)
日本共産党の味村耕太郎市議(26)は、4月の藤沢市議選で初当選を勝ち取りました。
市議選後初の市議会6月定例会で、戦争法案に反対する意見書提出を求める請願が否決されました。
「悔しい。引き続き、戦争法案を廃案にするために力を尽くしていきたい」
初の一般質問で、子どもの医療費無料化を中学校卒業まで拡充することや、高校生・大学生向けの給付型奨学金制度を創設することを市に求めました。
大学生向けの同制度の創設については、「奨学金制度のあり方について検討していきたい」との前向きな答弁を引き出しました。
出身は栃木県。中学生からバスケットに夢中になり、プロをめざしたものの挫折しました。
18歳のとき、日本民主青年同盟に加盟し、共産党にも入党。社会や政治の問題に目を向けるようになります。
大学時代は、核不拡散条約再検討会議に向けたニューヨーク行動に参加し、意識が高まりました。
東日本大震災や原発事故にも向き合いました。卒論のテーマは「福島の復興について」です。震災ボランティアで被災者の話を聞き、「被災者に冷たい政治を変えたい」との思いを一層強くしました。
大学卒業後、共産党の専従になることを決意。「新かながわ」記者時代は、様々な人たちと出会う喜びを感じました。
7月22日、善行団地集会所で開かれた党後援会主催の「議会報告と対話のつどい」に参加した男性が、こう期待を寄せました。
「味村さんは頼もしくなってきた。これらからの世代を背負っていく人です」
写真=市政報告を行う味村市議(7月22日、藤沢市)
新かながわ 2015年8月9日(第2323)号