2015年7月5日(第2318)号

2318

富士総合火力演習の見学会募集(横浜市立中学)

国内最大級の軍事演習
戦車、ヘリコプター、実弾射撃
教員、保護者抗議、不安の声

 横浜市立中山中学校(緑区)で、陸上自衛隊が8月に実弾を使って東富士演習場(静岡県御殿場市、裾野市、小山町)で予定している陸上自衛隊の「富士総合火力演習」の予行演習(8月18日)への見学者を1年生から募集していることが、6月25日までに「新かながわ」社の取材で分かりました。同日、市民団体「子ども・教育・暮らしを守る横浜教職員の会」(貞光正二会長)などが、見学会の中止を市教委に要請しました。しかし、学校側と市教委は「不適切ではない」として現時点では、見学会を実施する意向です。保護者からは「子どもがカッコいいと思ってしまうのではないか」など不安の声が上がっています。

「中学校教科書採択を考える」元横浜市立中学校社会科教員

 7月から8月にかけて各教育委員会で2016年度から使う中学校教科書の採択が行われます。横浜市と藤沢市で使われている育鵬社の「公民」「歴史」教科書は、戦前の侵略戦争を美化し、改憲へと誘導しています。元横浜市立中学校社会科教員の神谷幸男さん(64)に同社教科書の問題点を聞きました。

日本共産党の代表質問「黒岩県政に正面対決」その一 中学校給食

 いっせい地方選挙後、神奈川県議会で本格的な論戦がスタートしました。日本共産党からは、井坂新哉県議団長が6月23日、32年ぶりに代表質問。中学校給食、「箱根山」の火山活動、戦争法案と基地機能強化の問題などで黒岩祐治知事に迫りました。

神奈川革新懇が菅官房長官の地元で「戦争法案」反対の街宣活動

 神奈川革新懇は6月25日、菅義偉官房長官の地元で、「戦争法案」反対の街頭宣伝を行いました。14時からは横浜市南区の地下鉄弘明寺駅前で、大森猛、後藤仁敏、田母神悟の代表世話人3人がマイクを握り、戦争法案の危険性と違憲性を明らかにし、アメリカに従属して安倍首相と一緒に「戦争法案」をゴリ押ししようとしている菅官房長官を糾弾しました。

「ふたたび子どもたちを被爆者にしない」栄区九条の会9周年のつどい

 横浜市栄区で6月20日、栄区九条の会の発足9周年を記念して、講演と心をつなぐ歌のつどいが開かれました。会場の県立地球市民かながわプラザには、170人が集まりました。 参加者は、神奈川県原爆被災者の会会長の中村雄子さんの講演「ふたたび子どもたちを被爆者にさせないために」に耳を傾けました。

「戦争法案」許さない
川崎市中原区で集会・パレード

 川崎市中原区の「『戦争法案』を許さない中原行動実行委員会」は6月14日、同区内で集会とパレードを行い、200人を超える市民が集まりました。
 平和公園での集会では、「戦争法案」廃案への決意が参加者から表明されました。
 参加者はその後、平和公園から元住吉商店街を通り、小杉駅までパレードしました。
 若者のコールと太鼓に合わせて、「戦争法案、絶対廃案!」とアピールしました。沿道から熱い注目が寄せられました。