2014年11月23日(第2289)号

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「横須賀市でも中学校完全給食を」請願署名3万856人分提出

 「横須賀でも中学校給食を実現する会」(河野明美代表)は11月17日、市議会議長あてに、「横須賀市でも中学校完全給食を求める請願」を、3万856人分の署名を添えて提出しました。署名は、子育て中のお母さんが中心になって集めたもの。中学校でも完全給食を実施することや、全国的にも評判の悪いデリバリー(業者弁当)方式の給食を行わないことを求めています。 吉田雄人市長は、中学校で、パン・弁当の注文販売であるスクールランチを利用しやくするという姿勢です。

 請願は、学校給食について、「成長期に必要な栄養をとるとともに、将来にわたって自らの健康を支えるための栄養について学ぶ機会となります」「皆で同じ献立の給食を食べることで、すべての生徒が平等になれる時間となり、学校給食法で目標のひとつに掲げる『明るい社交性及び協同の精神を養うこと』も可能になる」と指摘。「市が現在行おうとしている『スクールランチの拡充』は、あくまで弁当注文であり、私たちが望む全員喫食の完全給食とは全く違うものです」と批判しています。

二宮町議選挙で渡辺候補が高位当選

11月16日投開票された二宮町議選挙で、日本共産党の渡辺くにたか氏は、1110票を獲得し、4位で当選しました。選挙戦では、「共産党は大丈夫」などの攻撃も行われましたが、渡辺氏がかかげた「6つの約束」が、有権者に支持され、当選しました。日本共産党は、町民の暮らしを守るため公約実現と町民アンケートによせられた切実な要求を実現するために引き続き全力をあげます。

旬人彩人36

短歌散文集「日日刻刻」を出版

85歳の境涯を語る吉田正男さん

 「新かながわ」を印刷している「きかんし印刷所」の横山草太社長から、吉田正男さん(85)の短歌散文集「日日刻刻」を紹介されました。吉田さんの境涯歌集です。吉田さんは開口一番「人生に後ろ向きな短歌で」と言いましたが、「一番好きな歌は何ですか」と問うと、「生きているただ何となく生きている生きる意味など問わずともよし」をあげました。実はこの短歌集で選ぶとすればこの歌を選ぼうと思っていたのです。「問わずともよし」の「よし」が、芭蕉の俳句の「軽み」にもにて、勢いがあってよいと思いました。