「新かながわ」2016年11月13日(第2380)号

2380

できたて、ふれあい、安心感…
横須賀
よりよい中学校給食めざし
実現する会が取り組み

 中学校給食の実施が決まった横須賀市で、子どもたちにとってよりよい給食を求める取り組みが進められています。

全員喫食による完全給食
 横須賀市教育委員会は6月、望ましい昼食の在り方について、①生徒が適切な栄養を摂取できる②昼食を「生きた教材」として活用し、学校における食育を推進できる③生徒が楽しく食事をすることができる―ことを掲げ、全員喫食による完全給食を実施するとの基本方針を定めました。
 行動計画として、①安全・安心な給食を提供する②温かく、おいしい給食を提供する③生徒の昼食時間を確保する④栄養教諭や学校栄養職員を効果的に配置する⑤小・中学校間で一貫した食に関する指導を行う⑥生徒の食への関心を高める取り組みを充実させる⑦教職員の負担軽減策を講じる―ことを決定しました。

9条学校
自民党改憲草案の危険性
9人の弁護士が熱演

 「九条かながわの会」は11月2日、横浜市戸塚区の区民文化センターで9条学校を開き、約200人が参加しました。9人の弁護士が、テレビ番組「朝まで生テレビ」風に演じて、自民党改憲草案の危険性を浮き彫りにしました。題して「比べてみよう いまけん(現行憲法)とじみけん(自民党改憲草案)の社会」。6月の「9条かながわ大集会」で好評だったため、アンコール上演となりました。

県政報告会に100人
津久井やまゆり園事件など

 川崎市中原区で、日本共産党の君嶋ちか子県議の第5回県政報告会が、津久井やまゆり園事件を中心に行われ、100人が参加しました。
 同事件について、君嶋県議は「県は、自らの問題として捉え、障害者支援施設のあり方を見直すことが必要」と指摘。津久井やまゆり園は、1964年の開設以来、非常勤職員の地元雇用、食材等地元調達など地域との関係を大切にしてきたが、2005年の指定管理者制度導入後、経費削減の中で職員体制は厳しくなり、地元商店の利用もできなくなったとのべました。