「新かながわ」2016年11月6日(第2379)号
特集「神奈川の図書館を考える」
神奈川県立川崎図書館は特色あるコレクション、サービスで全国的に著名です。その設置に際して当時の川崎市長は“川崎市は、県が百万坪以上の埋立てをし、工業がどんどん発展していく特殊な地帯だから工業を主にした図書館を建設してくれと要望していた”(1959年3月10日市議会)と述べていましたが、県はそれに応えて設置、開館しました。
インクルーシブ教育は全人格的発達の保障
神奈川の教育政策を考える会は10月23日、横浜市内で、県立高校のインクルーシブ教育をテーマにしたつどいを開き、約40人が参加しました。
衆院選勝利に向けて神奈川革新懇総会が開催される
10月22日、川崎教育文化会館で、来年1月にも予想される衆院選挙で、神奈川18小選挙区での勝利を目指し、神奈川革新懇第37回総会が、30の革新懇と13の賛同団体の代表が参加して開催されました。
大山奈々子「ペンは走る」民間の活力導入に疑問
神奈川県には二つの県立図書館があります。10月16日号で紹介された県立川崎図書館は「科学と産業」、今回紹介する神奈川県立図書館は「人文と社会」の専門図書館とされています。
県立図書館は、県立青少年センターや県立音楽堂などがある横浜市西区紅葉ヶ丘の県の文化行政の核となる地区に位置します。直線距離で約800メートルのところには横浜市立の中央図書館があり、二重行政批判も聞かれますが、県立図書館には県立ならではの役割があります。県民の調査・研究活動に資する専門性の高い図書や資料を収集し、提供する専門的図書館です。
横浜教科書採択連絡会市民集会で中野晃一さんが講演
横浜教科書採択連絡会は10月8日、かながわ県民センターホールで、学習集会「これからどうする? 憲法・教育-まもろう!子どもたちの未来」を開き、260人が集まりました。同連絡会の土志田栄子さんが、横浜市教育委員会が採択した育鵬社の歴史と公民の教科書の内容の異常性を、採択で同数であった帝国書院の歴史、東京書籍の公民の教科書と比較して解説しました。
神奈川の負けない人達
神奈川労連全川崎地域労組
「助かりました」がうれしい
「お陰で助かりました。ありがとうございました」
隣の部屋から男性の声が聞こえてきました。仕事の失敗を口実に賃下げされ、さらに罰金を取られ、解雇まで通告された労働者の事件が解決したのです。
会社を相手に団体交渉を行い、さらに労働委員会のあっせんまで交渉は続きました。2回目のあっせんの場で金銭和解を勝ち取ることができました。男性は深々と頭を下げて帰りました。
燕尾服の法廷闘争
神奈川フィル争議をたたかって
コントラバス奏者 杉本 正
運動の方向性に目覚める
第六回 仮処分申請での敗北を力に
神奈川フィル不当解雇争議は、オーケストラという特殊な職場における事件ではありましたが、普通に考えるとあまりにもずさんな解雇であったことから、当初はどこかで楽勝ムードが漂っていた様に思います。
解雇撤回の要請署名さえ受け取ろうとしない非常識な楽団理事から、県民の財産である神奈川フィルを守らなければならない、分別のない理事の暴走が引き起こしたこの事件を、なんとか神奈川フィル本体を傷つけることなく解決しなければならない、というのが私たちの当初の認識でした。