「新かながわ」2016年6月26日(第2363)号
参院選を考える
米軍基地問題「思いやり予算」は廃止を
1995~2013光熱水料県内で1733億円
在日米軍に日本政府がお金を出す「おもいやり予算」。神奈川県内米軍基地での異常な実態が明らかになりました。日本共産党は、参院選挙政策で、「条約上の義務のない、米軍への『思いやり予算』を廃止します」と公約しています。
「6・15衆参選挙大作戦」
市民1000人が参加
野党応援コール
安全保障関連法の廃止を求める野党を応援する市民などが、6月15日夜、参議院選挙に向けた「6・15衆参選挙大作戦」を神奈川県民ホールで開き、約1000人が参加しました。野党の参院選立候補予定者が参加しました。主催者を代表して鷹巣直美さんが「改憲発議をさせないために野党に頑張って欲しい」とあいさつしました。安保関連法の廃止などを目的に、野党共闘を求める市民実行委員会をつくり、各地の市民勝手連が共催しました。
参院神奈川選挙区で野党共闘進む
候補者ら勝手連要望書に署名
7月10日投票の参院神奈川選挙区(改選定数4)で、野党共闘が進みました。日本共産党、民進党、社民党の選挙区候補と生活の党県連代表の計5人が、安保法制廃止をめざすオール神奈川の会など6団体でつくる「神奈川市民勝手連連絡会」の要望書に署名。参院選で、ともにたたかうことを確認しました。6月17日、県庁内の会見場には、「選挙に行こうよ」のカードを手に持った人たちと選挙区候補らが集まりました。
「選挙区での野党の前進を勝ち取ることにつながると確信している」
こう訴えたのは、市民連合横浜☆ミナカナ事務局長の小川道雄さん。「投票に行こうか、行っても無駄になると思っている人たちに『あなたが行動することに意味がある。投票に行こう』と訴えてたたかいぬく体制を築くことができた」と強調しました。
サンデーレポート
わたしの自由について~SEALDs 2015
自主上映会in戸塚
政治疎遠なママ世代が立ち上がる
2015年夏、自民党による安全保障関連法案の国会提出を受け、日本の平和と民主主義を守るために国会前に多くの人が集まりました。その中心となった学生団体「SEALDs」のひと夏に密着したドキュメンタリー映画「わたしの自由について~SEALDs2015」が作られました。テレビや新聞のニュースだけではわからない活動の裏側や、メンバー一人一人の思いが映し出されます。特定の支持政党を持たず、生い立ちも様々な学生が集まり手探りで始めた活動が、大きな社会運動へ広がっていきます。SEALDsの親世代である40代50代の横浜市戸塚区在住の母親たちが、この映画の自主上映会の開催を目指し、実行委員会を立ち上げました。