2015年3月8日(第2303)号

2303

県内13自治体で住宅リフォーム制度
15年度予算案から

 地域経済が深刻さを増す中、「地元業者の仕事起こしと地域経済活性化につながる」と住宅リフォーム助成制度が喜ばれています。
 「新かながわ」は、3月2日までに県内全市町村の担当者と日本共産党議員に15年度予算案での住宅リフォーム助成制度の実施状況を問い合わせたところ、同制度または、それに似た制度を13市町村が実施することがわかりました。
 住宅リフォーム助成は、自宅を改修する人に自治体が助成を行う制度です。
 秦野市では約1100万円の助成に1億5000万円の経済波及効果があることが共産党の露木順三議員の質問で明らかになりました。秦野産材を活用した住宅リフォームや新築に助成し、地域活性化を誘導、創意工夫で住宅リフォーム制度を充実させています。
 相模原市では、住宅リフォーム制度からエコ・バリアフリー工事の助成に切り替えました。伊勢原市は、減災・エコ住宅への助成。
 海老名市は、予算2300万円相当を確保し、住宅リフォーム制度を実施しています。二宮町は町内への定住促進のため、この制度を活用しています。山北町、海老名市では、町内の空き家に定住する人の住環境整備事業への助成をしています。
 各自治体は、それぞれ地域の実情に合わせて、住宅リフォーム助成制度を運用しています。

相模原市長選
中野渡じゅん予定候補に聞く

 任期満了に伴う相模原市長選(3月29日告示、4月12日投票)に立候補する中野渡じゅん候補(66)=新人、日本共産党公認=に市政の問題点や選挙戦への決意を聞きました。

「鎌近のこす会」がシンポ
人として人に伝える美術館

 1951年に、日本で初の公立近代美術館として開館した神奈川県立近代美術館鎌倉館(通称・鎌近)が2016年3月に閉館します。この問題に関して意見を交換する「鎌近のこす会」(代表:宮田徹也)の第一回会合が2月22日、大船・木のおうち ゆるこやで開催され、40人近くが集まりました。

「生きたい人生」川崎中1殺害事件
多摩川河川敷に花束が大きな事件の前の小さな出来事の数々
なぜ助けられなかったのか、悔やむ声

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で、同市立中学校1年の上村僚太さん(13)が遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警川崎署捜査本部は2月27日までに、18歳の少年1人と17歳の少年2人を逮捕しました。殺害現場には、事件から一週間たった今も、大勢の人が献花や冥福を祈りに訪れています。