かながわの公園「豊かな自然と文化が香る温泉郷」万葉公園(湯河原町)

 湯河原町の万葉公園には、その名にふさわしい大きな万葉歌碑があります。
 足柄の 土肥の河内に出づる湯の 世にもたよらに 子ろが言はなくに
 万葉集4500首の中でただ一首、温泉が湧き出る様が詠われたもので、湯河原温泉を詠んだ歌と言われています(詠み人知らず)。
 「足柄の土肥(湯河原の古称)の川辺に噴出する温泉の湯けむりが中空に漂い揺らぐように、あの娘は私との関係を不安げには言わなかったのに心配で……と、男の揺れる恋心を漂い消えゆく湯けむりに托して詠んだ景情一体の見事な恋歌」との説明が添えてあります。