「新かながわ」2024年8月25日(第2734)号

【キャンプ座間】新たな戦争システムの構築 新部隊の発足 動き出した米軍再編(上)

戦場に直結する危険な基地

7月31日、米陸軍キャンプ座間(相模原市、座間市)に新しい部隊が発足しました。新部隊の位置付けや、横浜ノースドック(横浜市)、相模総合補給廠(相模原市)の関係などについて県平和委員会事務局次長の菅沼幹夫さんに寄稿してもらいました。

海老名市内に米軍ヘリ不時着 一歩間違えば大惨事に ―市長、市議会、共産党など抗議・申し入れ

8月3日、午前10時54分頃、海老名市社家地内の水田に、米軍のヘリコプターが不時着しました。けが人は出ませんでしたが、一歩間違えば、大惨事になるところでした。

現場の周辺には小学校や特養も

不時着したのは、第15ヘリコプター機雷掃海飛行隊に所属するMH―53Eヘリコプター。水田のイネが数メートル四方にわたって倒れ、一部が枯れたように変色しました。田畑や民家、物流倉庫などが混在する地域で、現場から数百メートルの範囲には小学校や特別養護老人ホーム、東名高速道路もあり、場合によって大惨事の事故につながっていた可能性もありました。

「ぜん息患者の医療費救済制度をつくれ」日産本社前に70人

ぜん息患者ら153人が「ぜん息患者医療費救済制度」の創設を求め国と自動車メーカー7社を相手に2022年6月に始まった総務省の公害等調整委員会による「責任裁定」()の第8回審問が7月8日に行われ、荒井勉委員長から「年内に結審し、来年に『裁定』を下す」ことが言い渡されました。
これを受けて、7月16日の昼休み、横浜駅東口の日産本社前で4回目の要請行動が行われました。
雨の中を33団体約70人が集まり、「日産は公害被害の責任を取れ」と声を上げました。