かながわ点描「大山から相模湾を望む(秦野市・伊勢原市・厚木市)」

大山は丹沢山塊の東南にある弧峰だ。高さでは蛭が岳や丹沢山に及ばないが、三角形に裾野を引く美しさは特別だ。そのため、丹沢山塊を背に大山が描かれることが多い。

 そこで今回は視点を変え山頂に登ってみた。弧峰だから遠くまで見通せる。
 南の相模湾には伊豆大島が浮かぶ。相模湾沿いの眼下には湘南平や高麗山。右手には真鶴半島、伊豆半島。左手には三浦半島と房総半島が見える。

 大山は別名を阿夫利山または雨降山とも呼ばれる。それ程、雨が多く、山頂が雲の中ということも多い。二度登ってようやくこの絵を描けた。