しいば寿幸・日本共産党参院比例予定候補の歩いた道(10)「歴史の開拓者」の境地で

 「参院選に立候補?しかも比例?」。2015年2月、統一地方選挙の直前に立候補の要請を受け、さっそく相談した妻は本当に驚いていました。そして「やっぱり!」とも。「家族みんなでがんばろう」と応援してくれ、腹をくくりました。

 候補者活動は苦労もありますが、すごくやりがいがあります。「これまで政治に無関心だった」という方が『戦争は絶対にダメ』という一点でかかわりあい、昔からの仲間のように一緒にがんばっています。また、「党員を200人も増やした」という生粋の自民党員は「いまの自民党はもうダメだ。共産党しかない」と強い期待をあらわに。新しい「仲間」との出会いこそ、新しい政治への希望です。

 そして、集いや宣伝、拡大行動にとりくんだ支部や地方議員との出会いも思い出深いものばかりです。結果に至らなかった時も多々ありますが、次につながるものが必ずあります。すべてのとりくみが野党連合政権につながると思うと、歴史の開拓者の境地です。

 いよいよ連載も最終回となりました。最近は「新かな、読んでるよ」がごあいさつのようになりました。「大きくなったね」「ようやく結婚したのね」など、私の成長をわが事のように喜んでくださる一言ひとことがどれほど励みになっているか。

 参院選まで1年を切りました。41年の人生で培ったものを発揮すべく、力いっぱいがんばります。

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7月27日の「LGBTは生産性がない」発言への自民党本部前抗議行動に参加