「新かながわ」2016年5月1日・5月8日(第2357)号

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子ども食堂のムーブメント助け合う機運の高まりを

 子どもの貧困問題に端を発した子ども食堂のムーブメントは、地域の繋がりの見直しを促し、共に支え合う地域社会の構築へと発展する可能性をも見せています。全国的に子ども食堂開設の動きが活発になる中で、4月7日夕方5時半、横浜市鶴見区の駒岡地区センターに、第1回「丘の上こども食堂」がオープンしました。同センターを訪ねました。

みなとみらいの向こう側(1)
 もしノースドックがなかったら
-国際貿易港横浜の蜃気楼-

 横浜のイメージ。かつては赤レンガの洋風建築やマリンタワー、氷川丸と山下公園。今は超高層のランドマークタワーと巨大な観覧車、林立する面白い形をした高層ビル群、そして帆船日本丸と赤レンガ倉庫だろう。このウォーターフロントも北側の岸壁は一転して実に殺風景だ。戦後71年間、米軍基地が居座り続け、横浜港の振興と発展を阻害してきた。いまこの米軍基地ノースドックは米軍の西太平洋の物流拠点として機能しようとしている。

神奈川名画を巡る旅「真実を探し出す」

 美術作品は油彩画や日本画のような本画が最高位を占め、デッサンや鉛筆画などは低く見られる傾向がありますが、そのようなことは決してありません。むしろ小さな紙にパステルやコンテ、水彩などでさらりと描いた作品こそ、その作家の本質が生き生きと示される場合が多々あります。その一例を紹介しましょう。

第八回プチシンポジウム
どうする?どうなる?
鎌倉近代美術館

 突風が吹き荒れ、電車が止まってもひるむことなく第八回プチシンポジウム「どうする?どうなる?鎌倉近代美術館」が4月17日、大船・木のおうち ゆるこやで開催されました。3月31日をもって、神奈川県立近代美術館鎌倉館は閉館しました。