名木を訪ねて「エンジュ(中井町)」

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年輪感じさせる古木

 木へんに鬼と書いてエンジュと読むとは、思ってもみませんでした。鬼がつくのはどんな木なのだろう?あれこれ思いを巡らせながら出かけました。
 めざしたのは中井町。JR東海道線の二宮駅を降り、南口から比奈窪行のバスに終点まで乗り25分で到着。運転手に場所を聞いても分からないとそっけない返事でした。

 案内板もありません。近くの町役場に行って場所を教えてもらいました。役場前から川沿いにたどると、土手にはもうコスモスが咲き、ススキが穂をだしています。田んぼの稲穂も色づき始めています。

 橋を渡り、右側に曲がって道なりに進むと、左側に大きな木が見えました。時計に目をやると15分近く歩いていました。
 道路沿いに案内板はありません。確かめるために細い道を入ると、1984年に選定された「かながわ名木100選」の標識がみえました。目当てのエンジュです。