2015年4月5日(第2307)号

2307

県知事選12日投票
「憲法が輝く県政を」現職候補との違い鮮明

「くらし・福祉を大切に」岡本候補で県政転換を

 自民党型政治の継続か、「県民が主人公」の県政への転換か、4月12日投票の神奈川県知事選の対決軸は鮮明になっています。憲法が輝き、県民一人ひとりが大切にされる県政を、と訴えるのが、「平和で明るい神奈川県政をつくる会」の岡本はじめ候補(69)=日本共産党推薦=。自公民が〝相乗り〟で応援する現職の黒岩祐治候補(60)との一騎うちです。

「相模原市長選」12日投票
「市民不在の大型開発ストップ」中野渡じゅん候補が訴え 

 相模原市長選挙(12日投票)は、日本共産党公認で新人の中野渡じゅん候補(66)と自民、民主、公明推薦で現職の加山俊夫候補(70)との一騎打ちです。
 中野渡候補は、橋本駅周辺の再開発など「市民不在の巨大開発に反対」と訴えています。
 さらにブラック企業対策、出産費補助、コミュニティバスの拡充など市民本位の政策を掲げています。また、基地強化に反対し、「爆音も基地もない平和な相模原をつくろう」と呼びかけています。

解説
国保都道府県単位化 何が問題?

■国保都道府県単位化とは
 国は2018年4月から「国保都道府県単位化」(以下「単位化」)を実施するとしています。耳慣れない言葉ですが、実は国保を変質させ大幅な負担増となるような重大な問題をはらんでいます。
 単位化とは保険者機能を市町村から都道府県に移管することで、都道府県(以下「県」)が保険者になることです。しかし、今回の制度改正では県が全ての国保業務を担う訳ではありません。
 県は国保の財政運営責任を担い、保険給付に必要な医療費から徴収すべき金額を算出し、市町村ごとに医療費や所得水準に応じた「納付金」を請求し、標準保険料率も算定します。また、保険給付に必要な給付費の全額を市町村に交付します。
 市町村は納付金に基づいて保険料を被保険者に賦課し、徴収します。そのほか窓口業務、資格事務、給付事務、保険事業など、ほぼ現行通りの事務を担います。医療機関(国保連合会)への医療費の支払いは市町村が行います。なお、被保険者証は都道府県名のものとなります。

魅せる神奈川
館長訪問 音楽編
鶴見区民文化センター サルビアホール館長
松野弘之さんに聞く

 2011年3月、震災の一週間前に生まれた横浜市鶴見区民の文化の拠点、「鶴見区民文化センター サルビアホール」。専門家をうならせる様々な企画、世界的演奏家の招聘で注目されています。舞台照明一筋40年という異色の経歴を持つ館長、松野弘之さんにお話を伺いました。