2015年3月22日(第2305)号

2305

中学校給食 県内19市町で実施「栄養バランスのとれた自校方式で温かい給食を」

 「新かながわ」は、神奈川県と県内市町村の計34自治体を対象に、成長期の子どもに欠かせない中学校給食の実施状況を調べました。中学校給食は19市町村が実施(一部実施も含む)しています。今後は、7市町で実施に向けた方針や予定などがあることが分かりました。

「若者の雇用対策を」陳情 事実上の不了承に
理由も言わず問答無用

 若者の雇用対策は、いっせい地方選挙でも重要なテーマです。しかし、神奈川県議会では、雇用対策を求める若者の陳情が事実上、不了承に。若者の願いに背を向ける実態が浮き彫りになっています。

 「若者の使い捨てを許さず、安心して希望を持って働けるような環境を県としてつくっていただくことを要望します」
 県議会産業労働常任委員会(3月10日)で、民主青年同盟神奈川県委員会の増田あゆみ委員長の声が響きました。
 若者雇用対策に関する陳情を県議会に提出した増田さんが陳述。県がブラック企業・ブラックバイトの実態調査を行い、ブラック企業規制条例を制定することなどを求めました。
 自民党、民主党、公明党、県友会(元みんなの党)、ネットの各県議に紹介したのは、「青年お仕事実態調査」に寄せられた深刻な実態()です。
 しかし、陳情の審査では、質問したり、意見を言う県議は誰一人いません。結局、すべての会派が陳情を「継続」にするという態度を取りました。陳情は議員の任期満了による審議未了となり、事実上の不了承になります。

日産労災訴訟

 横浜市の日産自動車横浜工場で、長時間立ちっぱなしや小走りで移動したことが原因で、足底腱膜炎が発症したとして、国に労働災害の認定を求めた日産労災裁判。横浜地裁は3月12日、原告の請求を棄却する「不当判決」を言い渡しました。