新春インタビュー 衆院議員 畑野 君枝さん「期待に応え力尽くします」

hatanokimie衆院選挙で大躍進した日本共産党。比例南関東ブロックで志位和夫委員長、斉藤和子さんとともに当選した畑野君枝さんに決意を聞きました。

―あけましておめでとうございます

 畑野 おめでとうございます。昨年の総選挙で、ご支持いただいた有権者のみなさん、ご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 総選挙は、共産党が8議席から21議席に大躍進する結果となりました。

 4月のいっせい地方選挙で、県議会での議席奪還、市議会、町議会での躍進をめざし奮闘していきます。国政でも地方政治でも、国民の声で動く新しい政治を実現していきたいと決意をあらたにしています。

他党派・無党派層も共感

 ―選挙戦を振り返ってどうですか

 畑野 政党間の力関係が流動化するなか、安倍政権の暴走と対決し、対案を示す共産党への期待と共感が急速に広がりました。

 商店街で訴えると、商店主が「安倍政権はこわい。止めてほしい。比例は共産党だ」と初めて支持を表明し、街頭で対話した男性も「共産党は嫌いだが、比例も小選挙区も共産党に入れた」と話しました。

 選挙が終わってからも、「子どもを戦争に取られるのは嫌。頑張って」と涙ながらに訴える子育て中の母親や、「生粋の自民党だけど、共産党に初めて投票したよ」と話す住民団体の方などもおり、多くの無党派・他党派の方からも期待・支持をいただいた選挙だったと感じています。

 政策的に一致したある建設業協会の元幹部からは共産党の政治路線に関わる疑問が初めて寄せられ、私が議会を通じて政治を変えるという党の姿勢を語ると納得していただきました。党の路線、理念、歴史を丸ごと理解していただく活動がますます大切になっていると思います。

平和と平等が原点

 ―国会議員を志す原点を教えてください

 畑野 私の母は東京大空襲で被災し、大伯父(おじ)は長崎の原爆で亡くなっています。父は権力によるレッドパージ(共産党員らへの不当弾圧)に遭い、不当解雇されました。

 ですから、「戦争や差別をなくしたい」「働く人と家族が大事にされる社会をつくりたい」というのが私の原点です。
 長男を出産直後、出産・育児のよりどころだった県立母子保健センターをなくさないで、と地元の母親たちと運動しました。
 長男をおぶって国会要請にも行ったのです。紹介議員になってくれたのは、共産党の衆院議員でした。
 私たちの願いを国に届けてくれる人が身近にいることに感動しました。こういったことが、国会議員を志すきっかけになっています。

チームワークの勝利

 ―今後の決意を聞かせてください

 畑野 南関東ブロックでの躍進は、神奈川、千葉、山梨3県の比例候補、小選挙区候補、党員、後援会員、支持者のチームワークで勝ち取ったものです。本当にうれしい。安倍政権の暴走に立ち向かい、あらゆる問題で県民との共同を強め、みなさんの期待に応えられるよう力を尽くしたい。

 青年、学生のみなさんとブラック企業・ブラックバイトの問題や学費・奨学金の問題などに取り組んできました。参院議員のときは、35人学級への道を切り開いてきました。国会では獲得した議案提案権も生かして、消費税増税をストップさせ、雇用、教育、基地の問題などで安倍首相に迫る政策論戦を展開していきたいと思っています。

2014年12月28日・2015年1月4日(第2294)号より

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