「新かながわ」2026年8月9日・16日(第2825)号

横浜 山中市長による暴言や誹謗中傷
7項目の「パワハラ」を認定 第三者・弁護士 調査報告書を公表
横浜市の山中竹春市長による暴言や誹謗(ひぼう)中傷があったと人事部長(当時)が告発した問題をめぐって、第三者の弁護士3氏は7月30日、調査報告書を公表しました。
報告書は、人格を否定する発言や他者への侮辱行為、人事権を背景にした職員支配など、七つの事項で「パワハラ」と認定。「圧倒的に優越的な地位にある市長が、これほど多岐にわたる不適切な言動を日常的に、かつ継続して行っていたという事実は極めて深刻である」と指摘しました。
ハラスメント防止条例の制定を
報告書は、市長のパワハラの原因・背景について、▼高い職務意識の反面、職員の尊厳・人権への配慮の欠如▼パワハラに関する知識・理解の不足▼「厳しい指導」との誤解と対話の不成立▼組織体制の不備―をあげています。
市政への信頼回復に向けて、市長などの特別職も対象に含めた「ハラスメント防止条例」を制定することなどを掲げています。
市長は議会や市民に説明責任を果たせ 党市議団が見解を発表
日本共産党市議団(古谷やすひこ団長)は同日、報告書を重く受け止めるとの見解を発表しました。
見解は、報告書の提言を市が誠実に履行するとともに、進ちょくを確認する仕組みを作ることが議会側にも求められていると強調。また、市長が議会や市民に対し、説明責任を果たすことを強く求めています。
その上で、「市政に対しての市民の信頼を回復し、すべての職員の人権が守られ、安心して働くことのできる市役所の実現に向け、全力を尽くします」と訴えています。
チャレンジ’27 地方選 横浜市鶴見区・県議選 木佐木ただまさ(41)
困っている人を出さない社会を作る
私の党員としての原点は、誰もが安心して暮らせる「公正・公平な社会」であってほしいという思いです。私は町議として地域のために奔走する母の背中や、党職員として悪政に立ち向かう父の姿を目の当たりにして育ちました。
庶民の味方である共産党がなぜこれほど苦しい立場に置かれなければならないのかという素朴な疑問と、政治が変われば社会は良くなるはずだという確信が、私の政治活動の出発点です。
川崎に九条の碑を 多摩区でスタート集会100人余 伊藤千尋さんが講演
「伊藤さんの講演を拝聴し、『九条の碑』を必ず、川崎に設立すべく、一緒に頑張りたいと思いました」―川崎市多摩区で7月30日に開かれた「川崎に九条の碑をつくろう」スタート集会。会場の多摩市民館大会議室に100人余が集まり、高市政権の「戦争する国づくり」に抗う熱意が伝わる集会でした。主催は川崎に九条の碑を!実行委員会。
さらに危険性増すノースドック 横浜ノースドック米軍揚陸艇部隊配備反対連絡会が総会開く
記念講演は星野潔さん
横浜ノースドック米軍揚陸艇部隊配備反対連絡会は7月31日、第4回総会を横浜市内で開催しました。
後藤仁敏共同代表が「4月29日の射撃訓練や、7月7日の軽油を含むバラスト水の流出など、ノースドック(ND)の危険性は増しています。その現状を学び、今後の活動を討論しよう」とあいさつしました。
リムピース編集部の星野潔さんが「横浜ノースドックは今どうなっているか」と題して記念講演しました。
自由の窓5 時間どろぼうの話
ドイツの作家ミヒャエル・エンデ作「モモ」という童話をご存じの方も多いのでは。物語は、ある小さなまちの空き家に住み着いた「モモ」という名前で呼ばれている少女が、人の話を聴く力をもっていることから、町中の人々が「モモ」を頼って話を聞いてもらい、問題を解決していく。そこへ、灰色のコートをまとった男の集団が人々から時間預金を集めてまわり、金庫に保管、実は、時間ドロボーだった。どのように時間ドロボーをやっつけるか、「モモ」たちの活躍やいかに。
博物館を10倍楽しむ方法 古生物学者 後藤 仁敏
ヨコハマ恐竜展2026~恐竜の食卓大図鑑
横浜市西区のパシフィコ横浜でヨコハマ恐竜展が開催されている。「覗いてみよう恐竜の食卓」と呼びかけ、歯や体の特徴から恐竜の食生活を考える新しい恐竜展とうたっている。
展示のプロローグは「食べかたの調べかた」で、草食のフクイサウルスと、肉食のフクイラプトルの骨格が並べられ、顎や歯の違いを示している。
ティラノサウルス親子ロボット
ゾーン3は、「親子の食卓図鑑」。子どもと大人では食べ物の好みが違うのは人間も恐竜も同じだ。
ティラノサウルスの親子のロボットは本展のハイライトだ。親がトリケラトプスを足で抑えつけ、子どもに捕らえた獲物を与えているようだ。
今、日中友好協会の役割はかつてなく重要―神奈川県連合会創立70周年にあたって
日中友好協会神奈川県連合会会長 大森 猛(寄稿)
日中友好協会神奈川県連合会が7月に創立70周年を迎えたことを受け、県連会長の大森猛さんに寄稿してもらいました。
2014年11月22日、横浜の812人を収容する青少年会館紅葉坂ホールは、前日、安倍晋三内閣が衆議院を解散するという緊迫した情勢にも関わらず。超満員の人々で埋まり、大変な熱気に包まれていました。
日中友好協会神奈川県連合会が呼びかけ、多くの団体の共同で敢行した神田さち子さんの一人芝居「帰ってきたおばあさん」の公演でした。
平和友好の旅など5つの事業を企画
神奈川県連は、創立70周年を記念して、①中国東北平和友好の旅(7月10日~15日)②日中不再戦・平和写真展(8月12日~15日)―日中戦争に従軍した村瀬守保、中国のキャパ 戦場写真家 沙飛の二人展③音楽と講演のつどい(10月12日)―孫崎亨氏講演と劉晋陽さんの二胡、鮑捷さんの中国琵琶の演奏④70周年記念誌の刊行(10月予定) ⑤創立70周年祝賀会(10月予定)の5事業を企画し、そのうち中国平和と友好の旅は成功裏に終えました。
みんなでつくった平和公園 実行委員会がコンサート開く 川崎市中原区
川崎市中原区の中原平和公園野外音楽堂で7月19日、44回目を迎えた「みんなでつくった平和公園・みんなでつくろうコンサート」が開催されました。実行委員会が主催したもので、多くの市民の参加でにぎわいました。
戦後、米陸軍極東印刷所として使われていた土地は、市民の粘り強い運動により全面返還され、その後、中原平和公園として生まれ変わりました。
シネマ散歩 『私はあなたを知らない』(原案・脚本・監督:中野量太)
追い求めたのは〝家族〟という幸せのかたち
『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)の中野量太監督が、10年ぶりに完全オリジナル脚本で描く「母を殺した男」と「被害者の娘」を巡るヒューマンサスペンス。多様な視点で“家族”を描き続けてきた監督が、今回も新たな視点で“家族”を描く。
家族に恵まれず孤独に生きてきた夕平(坂口健太郎)が、紗月(堀田真由)・朝子(倉田瑛茉)母娘との出会いにより、誰かに必要とされる喜びを知り、やがてそれが執着へと変わっていく様子を、坂口健太郎が細やかに演じている。
