「新かながわ」2026年7月5日(第2820)号

イラン攻撃で痛手の県民生活と中小企業に支援の手を
県議会 共産党 井坂団長が一般質問
6月26日の神奈川県議会で、日本共産党の井坂しんや団長が一般質問に立ち、イラン攻撃や、米兵による交通事故と交通安全教育、あらゆる差別を禁止する条例の制定などについて、黒岩祐治知事の見解をただしました。
資材手に入らず仕事ができない
井坂氏は、イラン攻撃を行ったアメリカとイスラエルに対し、知事として抗議などの意見表明をする必要があると強調。「国際法違反の攻撃との認識があるのか」と知事をただしました。
経済への影響については、中小企業家同友会のアンケート結果を紹介しながら多くの企業に影響が広がりつつあると指摘。県商工団体連合会が事業者に行ったアンケート結果では「仕事の依頼はあるが、材料を仕入れられないので仕事ができない」などの声が寄せられていることにふれ、資金繰り支援として信用保証料や利子をゼロにするなどの支援策、休業補償金などの直接支援を実施するよう迫りました。
米兵などに交通安全教育の実施を
横須賀市では、2024年9月、米兵が乗用車を運転中、右折禁止の交差点を右折し、直進してきたオートバイと衝突し、運転していた当時22歳の男性を死亡させるなど、事故が相次いで発生。米兵などは、軍発行の「在日米軍個人車両操縦許可証」で運転することが認められています。
井坂氏は、米兵などが重大な事故を起こした際、日本の免許の取り扱いと同様に許可証の取り消しや停止などを行うよう求めるべきだと要望。県として横須賀市や基地関係県市連絡協議会と一緒に県内の米軍基地でどのような交通安全教育が行われているのか現場を視察し、確認する必要があると力を込めました。
差別的な言動に即座に対応せよ
県内ではヘイトスピーチや事実に基づかない情報を拡散することで、外国籍県民への差別を助長する動きが出ています。
井坂氏は、先行して制定された川崎市の条例の効果について、当事者の意見も踏まえて紹介し、条例制定の必要性を訴えました。
また、県内で差別にかかわるような動きがあった時には即座に対応できることが、県に求められていると強調。ヘイトスピーチ禁止を含むあらゆる差別を禁止する実効性のある条例を制定するよう求めました。
チャレンジ’27 地方選 横浜市戸塚区・市議選 大和田あきお(74)
「教え子を再び戦場に送るな」の決意新たに
両親が福島県会津若松市から川崎市に転居した翌年、私は四男として誕生しました。中学校と高校での授業を通して数学の面白さに感動し、数学の教師を目指しました。
その後、その当時私学で学費が最も安い大学の教育学部に入学しました。大学では、体育会剣道部に入部し、数学と教育理論を学びつつ、塾講師などのアルバイトをしながら貧しい学生生活を過ごしました。
教育費・憲法9条・校則・基地…
横須賀中央駅前 井坂県議、横須賀市議 ストリート対話
横須賀市の京急横須賀中央駅前で6月21日、日本共産党の井坂しんや県議、大村洋子、井坂なおし、ふじそのあき各市議とサポーターら約20人が、ストリート対話を行いました。
参加者は、二人一組でシールアンケートを実施。あちらこちらで対話が生まれました。
二人組の高校生は、「教育費の無償化」にシールを貼りました。参加者が、党県議団が取り上げて、県立保健福祉大学の入学金が半額になったことなどを知らせると、「すごくいいですね!」と応じました。
沖縄慰霊の日・「ピースかながわ」 9条壊すな 平和が一番
横浜・桜木町 ペンライト集会開く
沖縄慰霊の日の6月23日、横浜市中区のJR桜木町駅前で、憲法守ろう・ペンライト集会が行われました。
主催は、「ピースかながわ」。参加者は、ペンライトやプラカードを手に「憲法生かして平和に暮らそう」「9条壊すな平和が一番」「沖縄基地の拡充反対」などとコールしました。
沖縄県出身の女性は、沖縄戦を経験した祖母の話をしながら、「自分の息子にそんな経験を絶対にさせたくない」「みなさんと一緒に声を上げ続け、若い世代に事実を伝えたい」と発言。元中学校教員の男性は、教員の時、沖縄県に行き、「集団自決」の証言を聞いたことなどを紹介しました。
台風19号多摩川水害訴訟 原告団が総会と学習会開く
裁判の勝利必ずわが手に 公正判決求めて署名集め
2019年10月の台風19号で浸水被害にあった川崎市民が、市に損害賠償などを求めている訴訟の原告団(現在96人)は6月22日夜、同市中原区のエポック中原大会議室で総会と学習会を開きました。
9月17日に口頭弁論
9月17日15時よりには横浜地方裁判所川崎支部で第21回の口頭弁論が行われます。4月に裁判長が代わり、原告団からは原告による最後の意見陳述になると思われます。多くの方の傍聴で裁判の勝利を勝ち取りたいと最後は団長の一本締めで会が閉じられました。(台風19号多摩川水害川崎訴訟原告団事務局長 船津 了)
自由の窓12 カザフスタンの将来
ロシア・ウクライナ戦争は中央アジアの政治力学を根本から変えてしまいました。ロシアはおそらく戦争に敗北するでしょう。それはロシアの覇権国家としての地位がなくなることを意味します。ロシア連邦を構成するいくつかの自治共和国、自治州が独立を目指すでしょう。なぜなら、それらはかつて、それぞれ単一の民族体であり、カザフスタンと同様に旧ロシアとソ連から植民地的支配を受けてきたからです。1920〜30年代の2回に及ぶ飢饉・飢餓、そして民族的抑圧・強制移住もカザフスタンと同様に苛烈なものでした。さらに今回の戦争で多くの若者が徴用されウクライナの地で戦死しました。
ふらっと訪問 かながわの公園28 三ツ沢公園(横浜市)
スポーツの歴史で飾られた公園
三ツ沢公園は、神奈川県の代表的なスポーツ施設。1964年の東京オリンピックではサッカー会場になり、81年には全国高校総合体育大会の会場となりました。
横浜駅前のバス停には、サッカーのひいき選手と同じユニホーム姿の人たちが多く並んでいます。球技場でサッカーの試合があるとのこと。
バスを降り、右にテニスコート、左に球技場を見ながら管理事務所へ急ぎました。道路には、横浜FCの選手の写真入りノボリが並んでいます。試合開始は午後2時なのに、熱心なサポーターたちは朝から駆けつけたようです。
県平和委員会主催の「台湾の歴史と平和交流の旅」(下)
県平和委員会会員・日中友好協会県連 事務局長 柏木優子さんのリポート
霧社事件の現地見学と献花
今回の旅の目的の一つは、日本の植民地時代に起きた、少数民族の抵抗運動「霧社事件」の現地見学と、セデック族の「霧社山胞抗日起義紀念碑」を訪れ献花することでした。
事件の発端は、セデック族が日本人を襲撃、殺害したことですが、日本は対立していた他の少数民族を利用して殺害させ、664人が犠牲になりました。
知っているようで知らなかった台湾の歴史②
1945年、日本は台湾から去りました。次に台湾を支配したのは、国共戦争に敗れた蒋介石が率いる中華民国の国民党です。「狼が去って豚が来た」。怖い日本は去ったけど、なんでもむさぼり食ってしまう豚が大陸からやってきたという意味でささやかれていたそうです。
この時に大陸から渡ってきた中国人は外省人と呼ばれています。
この外省人が、権力のほとんどを掌握し、言論を弾圧し、賄賂政治となり、世界最長の40年近く続く戒厳令が始まります。戒厳令下で、政府が反体制派、もしくはそれとみなされる人々が弾圧され、殺された恐怖の時代を白色テロ時代と呼びます。
戒厳令下、粘り強く闘った人々の軌跡をたどる
台北市に戻った私たちは、普段、観光客が訪れることがほとんどない「二二八国家紀念館」、「国家人権博物館」(2018年5月に完成)を見学。観光客はいませんが、授業の一環でしょうか、小中学校の生徒がグループで訪れている姿がありました。
知っているようで知らなかった台湾の歴史③
1971年に米中の国交回復の動きが展開、同年10月には国連の代表は国民党政府から中華人民共和国へと移り、79年、アメリカは台湾政府と断交、軍事同盟が失効。台湾は国際的な孤立を余儀なくされます。
その後も政府主導による経済成長は続き、それに伴い、政治的自由の抑圧に対する反対運動が活発化、87年ようやく戒厳令は解除、翌88年には初めて本省人の李登輝が総統になり、民主化が進められ、2003年には選挙によって民進党政権が成立しました。中国政府との経済的交流も盛んになりましたが、国際的な孤立状態は今も続いています。
家庭訪問で殴られる/労組結成準備に圧力
いの健センター第28回定期総会
「働くもののいのちと健康を守る神奈川センター」(いの健神奈川センター)は5月30日、第28回定期総会を横浜市内で開催しました。
労災隠しは犯罪
総会では、「いの健神奈川センター」が2025年度に対応した13件の労災事案が紹介されました。
「労組結成を準備中に、不当な理由で懲戒解雇処分を受け、パワハラ・嫌がらせが原因でうつ病になり休業に至った」(労組委員長に解雇通告) 「フオークリフトの運転中に転落し負傷したのは個人の不注意が原因だとして、労災申請を拒否。しかし交渉し労災認定を勝ち取った」(労災認定) 「社会福祉担当の職員が、調査で家庭訪問した際、殴られる被害にあった。外傷は公務災害の認定を受けたが、精神障害は認められなかった」(再審請求も棄却)など、深刻な相談が寄せられています。
電話、ネット相談も重視
いの健神奈川センター事務局長の鈴木信平氏は、「仕事中にケガをしたのに健康保険で処理される『労災隠し』の相談が多い。労災隠しは犯罪だと訴えている。行政機関の職員が住民からカスタマーハラスメントを受け、精神障害を発症する事案も発生している。職員が安心して仕事が出来る対策が必要だ」と強調しました。
「新年度も、電話での相談、面談によるきめ細かな対応など、引き続き取り組む方針です。労災被災者はインターネットで相談窓口を探し、神奈川労連の労働相談につながっています。連携し取り組みます」と話しています。
総会の第1部では、いの健全国センター理事の森崎巌氏が特別講演で、高市政権が進める労働基準法改悪の実態を紹介しました。
「戦争反対」「改憲阻止」川崎でペンライト宣伝
幸区革新懇が呼びかけ
6月20日、幸区革新懇の呼びかけで「戦争反対」「改憲阻止」のペンライト宣伝が行われました(写真)。
あいにくの雨のため、ラゾーナ通路に会場を移しましたが、デモカレンダーを見て参加した人、お母さんと一緒に参加したお子さんも含め、50人以上が参加しました。
歌声あり、コールあり、参加者の一言スピーチあり、英語、中国語のスピーチもありました。
