「新かながわ」2025年2月16日(第2756)号

選択的夫婦別姓制度の実現を 個人の尊厳が何よりも大切にされる政治へ

「選択的夫婦別姓制度を実現しよう」と、日本共産党神奈川県委員会は2月2日、横浜市内でジェンダーのつどいを開き、約50人が参加しました。
 選択的夫婦別姓制度とは、夫婦が望む場合には、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の氏を称することを認める制度です。1975年、選択的夫婦別姓を求める請願が国会に初めて出されて50年になります。

【傍聴記】逗子海岸米兵連続暴行事件|被害女性 涙ながらの証言

 逗子市で2022年7月に起きた横須賀米兵による連続暴行事件で、被害者の女性が米兵に損害賠償を求めている「民事裁判」の口頭弁論が1月31日、横浜地裁であり、結審しました。
 判決は4月25日午後1時10分に横浜地裁502号法廷で言い渡されます。

【リレートーク】仲間と平等を追い求め続けて2(元神奈川県職労連女性部長)

たかがお茶くみ、されどお茶くみ

 神奈川県職労の女性たちは、1953年9月8日、婦人協議会を結成。当時の組合機関誌をみると、「婦人の地位向上のために団結して闘おうという県職婦人1千2百人の叫びは、ついに婦人協議会となって実現した」と高らかに宣言している。そして、5年を経た58年11月29日、婦人部(現在は神奈川県職労連女性部)の結成となる。

日本コリア協会・神奈川が高麗博物館の企画展を観覧(東京・新宿区)

 東京都新宿区大久保にある「高麗博物館」では、昨年7月4日から今年1月26日までの間、「強制連行」「強制労働」の否定に抗うと題した企画展が行われました。
 これは、昨年1月に撤去された群馬の森の「朝鮮人追悼碑」をはじめ、戦時中の強制連行の歴史を後世に伝えるために全国各地に建立された追悼碑や追悼・継承活動をパネル展示や関連する資料や書籍、映像などで紹介するものです。

シネマ散歩「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」

暴君に屈しなかった王妃の闘い

 “英国史上最もスキャンダラスで残虐な暴君”
そんな言葉で表される英国テューダー朝2代目の王、ヘンリー8世。自ら望んで結婚した妻たちに対し追放や処刑を繰り返し、55年間の生涯で6度の結婚をする。その6人目の妻となったキャサリン・パーにスポットを当て、自らの置かれた状況に屈することなく、歴史の裏側で戦い抜いた女性の姿を、480年後のスクリーンに映し出す。