「新かながわ」2024年2月4日(第2709)号
JAL不当解雇から14年目 早期勝利解決へ「私たち解雇者を優先し雇用される者として扱え」
JALを整理解雇されたパイロットや客室乗務員で作るJAL被解雇者労働組合(JHU、山口宏弥委員長)は昨年10月13日、整理解雇されたJHU組合員らを「雇用されるものとして扱え」とする、新たな不当労働行為救済を東京都労働委員会に申し立てました。これまでの「団交拒否」「誠実交渉義務違反」「中立保持義務違反」に加え、4件目の申し立てです。ヤマ場を迎えた争議を闘う、解雇時にJALの機長だった和波さん(56)=神奈川県在住=に決意を聞きました。
福島原発かながわ訴訟控訴審 国の責任を認めず 賠償額は一審を上回る
東京電力福島第1原発事故で神奈川県に避難した住民ら57世帯168人が国と東電に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(志田原信三裁判長)は1月26日、国と東電の責任を認めた一審横浜地裁判決を変更し、国の責任を否定しました。一方、賠償額については、横浜地裁判決で認めた金額を上回る約4億5800万円を東電に支払うよう命じました。
「パー券・裏金・脱税の汚職・腐敗政治許さない」横浜 100人が怒りの昼デモ
「軍事費を削って、くらし、福祉・教育の拡充を」神奈川県大運動実行委員会は1月23日、横浜市内で、「パー券・裏金・脱税の汚職・腐敗政治を許さない」怒っている人のデモ行進を行い、約100人が参加しました。
書評「地域主権という希望~欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦~」著者 岸本聡子
2022年6月、187票差で新しい杉並区長が誕生しました。当選したのは行政経験も政治家経験もない岸本聡子さん。本書は岸本さんが、杉並区長に就任するまでに、ヨーロッパのNGOスタッフとして主に公共政策の研究活動をしていた時期のレポートをまとめたもの。これからの政治と社会が変化していくべき方向、そして「希望」を感じさせる著作です。