「新かながわ」2017年8月27日(第2416)号
平和の夏
特集
川崎市多摩区
核のない世界をめざし学習交流
会場いっぱいの参加者
8月16日、川崎市多摩区の多摩市民館会議室で行われた「平和のための原爆展」の特別企画「核のない世界をめざして」。大学生や地域の人などが会場いっぱいに集まりました。県原爆被災者の会会長の中村雄子さんが、13歳のときに広島で被爆した体験を証言しました。
横浜にカジノはつくらせない
市民オンブズマンが住民監査請求へ
横浜にギャンブル依存症を深刻化させるカジノはつくらせないと、あらたな取り組みが始まっています。呼びかけているのは、かながわ市民オンブズマン。地方自治体がカジノ事業者に対し、公有地を提供してカジノ事業を積極的に条件整備することは、「精神障害者発生予防義務」に違反すると訴えます。
小田原の8・15語り継ぐ「戦争」と「平和」
「8月15日を考える会」
核禁止条約誕生から核のない社会へ
戦後72年。「8月15日を考える会」は8月12日、2017年のつどいを開催。メインの講演は松田町出身の中村さん、「長崎大学核兵器廃絶研究センター」の准教授です。核禁条約ができるまでの経過と背景、その意義と条約の内容、これからの課題などをわかりやすく話しました。
第19回「終戦日に戦争体験を聞き語る会」
小田原革新懇が発足から継続している終戦日の集い。第1部はNNN制作の「重慶爆撃」の上映。日本軍(政府)の「加害を知る」がテーマ。加害者は日本人、被害者は重慶の庶民でした。米軍による日本への無差別・じゅうたん爆撃の原型になったといわれる戦略爆撃。ほとんどの映像は、世界で公開された中でも貴重なものばかりでした。