「新かながわ」2017年1月15日(第2388)号
神奈川労連
国民春闘・ビクトリーマップ
大企業108社の
ため込み利益94兆円
積み増しせず賃金に
安倍政権の経済政策「アベノミクス」のもと、労働者の実質賃金が減る一方で、大企業の内部留保は増えています。神奈川県労働組合総連合(神奈川労連)発行の国民春闘・ビクトリーマップでは、県内大企業108社の内部留保が総額94兆円を超える規模に。神奈川労連は、「大企業は内部留保を積み増しせずにそのまま賃金に回せ」と声を上げています。
厚木基地の爆音体験
仕事始めから響かせ
「飛行訓練やめさせたい」
米海軍厚木基地(大和、綾瀬両市)では、原子力空母艦載機などが爆音を響かせながら離着陸を繰り返しています。仕事始めの1月4日、基地滑走路北側であった、爆音を体験する会(県平和委員会主催)には県内外から22人が参加。「耳が聞こえなくなりそうだ」「こんな飛行訓練はやめさせたい」などの声が寄せられました。
県政直言
日本共産党神奈川県会議員
君嶋ちか子 1
昨年7月の県立津久井やまゆり園事件は、私たちに様々な問題を突きつけました。優生思想や差別意識の問題などとらえ直すべきことは多くありますが、事件の特徴の一つは、障害者支援施設で働いた人間の行為という点です。県が補正予算で講じた防犯対策で済むはずがありません。神奈川県が真っ先にやるべきこととして、ここでは障害者施設のあり方に絞り記したいと思います。
綾瀬市
中学3年まで子ども医療費
無料化実現 寄稿 上田博之議員
綾瀬市は、小学校卒業までだった子ども医療費助成を遅くとも今年7月から中学卒業までに拡充します。日本共産党の上田博之議員に寄稿してもらいました。